先週、S&P500種指数はダウ・ジョーンズ工業株と並んで史上最高値を更新した。
昨年6月、私は投資家に対し、市場の幅の拡大、ディスインフレ、景気拡大の継続により、S&P500種指数が6~12ヵ月以内に史上最高値を更新すると予想していた。
そして、それはわずか7ヵ月で実現した。
その様な環境下でも、ベア(弱気)派は、史上最高値を更新したセクターがほとんどないことや、今年に入って幅が再び狭まっている(上昇している銘柄数が減少し、一部の銘柄に市場が牽引されている)ことを市場の弱さや不安定さの一種だと指摘し、足元のパフォーマンスの妥当性を疑問視している。
しかし、私にはそれ等の解釈は負け惜しみのように聞こえるというのが本音である。
なぜなら、史上最高値の更新は通常、強気のサインであり、6月以降、市場の幅は劇的に改善している。
そのため、市場の幅がもう一段、これから改善した場合には、さらなるチャンスの到来であると見ている。

昨夏の弱気シナリオの一部は、人工知能(AI)関連のテクノロジー銘柄がS&P500種株価指数の年初来の上昇をすべて担っているという点に焦点が当てられていた。
一見するとネガティブな展開に聞こえ、弱気相場は終わっていないというバイアスを働かせたい向きには格好の材料となった。
しかし、歴史が示唆するように、これは弱気派が考えるほど不吉な展開ではなかった。

昨年6月のように、S&P500の上位5社が5ヶ月以上インデックスをアウトパフォームすると、S&P500はその後の3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の期間もアウトパフォームする。
S&P500種指数は、私が昨年6月に下のチャートを投資家に公開して以来、約11.5%上昇している。
唯一の異常は2000年だが、これは例外であり、絶対的なルールではないという点にはご留意いただきたい。

さらに、S&P 500 Equal Weight 指数(イコール・ウエイト型のS&P500種株価指数)はその後劇的にパフォーマンスを向上させた。
そして現在、同指数は2022年1月に達成した史上最高値に非常に接近している。

確かに、年初来ベースではテクノロジー・セクターのパフォーマンスが再び上位を占めている。
しかし、イコール・ウエイト型のS&P500種株価指数に顕著なように、私は株式市場の調整を想定しており、その過程で、再び市場の幅が改善すると予想してい
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