過去1年半の間、私は景気後退への道筋は見えていないと投資家に説明し続けてきたが、足元では、「経済成長率は多くの人が考えている以上に急速に減速することが予測される」と説明している。
利下げは、2022年の利上げがディスインフレ・プロセスを開始したのと同様に、経済全体に浸透するのに時間がかかるため、私は連邦準備制度理事会(FRB)が、より顕著な景気減速に先立ち、過度に制限的な金融政策を緩和し始めることを期待している。
先週発表された雇用統計では、1月の新規雇用者数が35.3万人、前々月も12.6万人上方修正され、賃金の伸びも0.6%とコンセンサス予想の2倍となった。
この結果、3月の利下げ観測は劇的に後退したが、報告書はヘッドラインの数字が示唆するほど強いものではなかった。

賃金上昇率の急上昇は、低賃金セクター(レジャー・接客業)の天候不順による欠勤が原因で、平均労働時間が短縮され、低賃金労働者の労働時間が短縮されることで所得が押し上げられた結果だと思われる。
もしそれが本当であれば、2月には1月の突出した賃金の伸びは反転する可能性がある。
先週の第4四半期の単位労働コスト統計は、賃金圧力が引き続き緩やかになっていることを示し、この見方を支持するものであった。
雇用の伸びに関しても、下方修正の可能性がある。
また、1月のISMサービス指数の雇用部門が43.3に急落したことは、調査対象となった企業の多くが、雇用よりも解雇を検討していることを示している。
この指標はこれまでも信頼できる雇用の先行指標であり、労働統計局の推定値とは対照的となっている。

さらに、事業所(雇用者)調査は堅調な雇用増加を示しているが、家計調査では過去2ヶ月間雇用減少を示している。
事業所調査では、約12万件の事業所を調査し、労働時間と平均時給を算出する一方で、家計調査は6万世帯を対象に失業率と労働力率を調査している。
家計調査は、中小企業の雇用創出を測定するのに適しており、また、節目節目でよりタイムリーであると考えられている。
そして、家計調査によると、この2ヶ月で70万人以上の雇用が失われている模様である。

これらの調査とそれぞれのデータは、どちらか一方だけに注目するのではなく、総合的に判断した方がよいと考える。
そして、アノマリーを考慮した場合、この2つのデータを合計してわかるのは、労働市場の軟化が続
Pro Plan専用コンテンツ

この記事の続きを読むには「Pro Plan」にアップグレードする必要があります。
── 主なPro Plan機能 ──
📊
全レポート無制限閲覧
📈
詳細な財務データ分析
🎯
アナリスト評価&配当履歴
🔔
お気に入り&フォロー通知