S&P500がついに5,000というマイルストーンを突破した。
経済と市場のファンダメンタルズがこの水準を正当化するとしても、2024年の比較的早い時期に、指数水準で多くの好材料を織り込んだように感じられるのは確かであり、さらに、長年の強気派も同様の意見を持っているようである。
金利上昇の環境はほぼ過去のものとなり、私たちは素晴らしい経済成長を目の当たりにしており、実際に、第4四半期の業績は市場予想を上回っている。
そして、インフレ率は今年後半にはFRBの目標である2%まで低下する見込みで、ソフトランディングは目前に迫っているように見える。
ただし、上記の要因を踏まえても、この2024年の年初でS&P500で5,000という水準は、少し出来過ぎているように思える。
そして、現在のS&P500の水準は、今年の予想PERで20倍強ということになっており、つまり、今後、すべてが予想通りに進まなければならないということを意味している。
ただし、現実としては、そのようなことはめったにないのが現状である。
それでも、「投資家が一斉に追い求めるマグニフィセント・セブンの影響を取り除けば、市場は宣伝されているほど割高ではない」、という事実を慰めにしたいというのも本音である。
実際に、イコールウェイト型のS&P500は16倍近くで取引されており、これがこの市場における真のバリュエーションであるとも言える。
私は、市場の幅が広がる(上昇する銘柄数が増える)につれて、マグニフィセント・セブンからそれ以外の銘柄へとよりローテーションが進んでいくと考えている。
しかし、実際にそれらのローテーションが本格化するのは、おそらく3月のFRB理事会で政策がより明確になってからと見ている。

昨年、S&P500が2度にわたって大きく下げたのは、いずれも金融政策に対する不透明感が根底にあったからであり、私は、今後1ヶ月の間に、もう1度調整局面が来る可能性が高いと見ている。

そして、その流れは、主要株価指数の水面下ですでに起こっている。
しかし、個別銘柄を幅広く分散したポートフォリオを保有していない限り、そのことに気づくことはないだろう。
実際に、長期移動平均線より上で取引されている銘柄の割合は、年初の50%強をピークに、昨年2月と8月のように減少してきているのである。

S&P500でも、現段階では同じ程度ではな
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