ASML(ASML)の2023年度第4四半期決算は、前四半期比7.5%増の72億ユーロの着地となった。
そして、これは、インストールベース・サービス事業の増収によるものである。
今後の見通しについてASMLは、2024年度第1四半期前ガイダンスは、前四半期比27%減の52億5,000万ユーロと予想している。
同時に同社幹部は、2024年の売上高が2023年と同水準となるとの従来予想を繰り返しており、この予測は、以前の2023年度第3四半期決算発表の際に発表されていたものである。
今回の業績発表では、前四半期比での大幅な下方修正ガイダンスが発表されたにもかかわらず、同社株は時間外取引で8.8%急騰した。
さらにASMLの上昇は、WFE(半導体前工程製造装置)を筆頭に、幅広い半導体銘柄に及んだ。
では、ASMLの業績発表の何がこのような反応を引き起こしたのだろうか?
最近のHigh-NAの否定的な見方、中国主導の需要、2023年通年の業績などについての考えとともに、この点について議論したい。
私はASMLの2023年度第3四半期決算に関するメモにおいて、同社が四半期ごとの新規受注で抱えている問題を下記のように指摘している。
「このように、不況時に顧客がツールの発注をキャンセルしたり延期したりすることはあっても、ASMLがその受注残からツールを納入し続けることができるほど、受注残は十分な規模を誇っていた。このため、ASMLは2010年以降、毎年前年比増収を達成することができた。現在、状況は変化している。2023年度第2四半期から第3四半期にかけて、受注残高は30億ユーロ減少し、350億ユーロとなった。これは依然として巨大な数字だが、四半期ごとに減少し続けている。第3四半期末のシステム受注残高を見ると、第2四半期の45億ユーロから26億ユーロに減少していることが分かる。」
しかし、この状況は第4四半期に急転した。
新規受注高は92億ユーロと、前四半期の26億ユーロから急増したのである。

受注高に目を移すと、第4四半期の純システム受注高は92億ユーロで、内訳はEUV向けが56億ユーロ、非EUV向けが36億ユーロであった。
また、これらの数値にはインフレ補正も含まれている。
過去数四半期と比較すると、当四半期の純システム予約はロ
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