エヌビディア(NVDA)の好決算は、AI(人工知能)への投資熱と相まって、昨日S&P500指数を再び史上最高値に押し上げた。
これは、今年6.6%上昇したS&P500指数にとっては朗報である。
しかし、エヌビディアが時価総額2兆ドルを突破し、S&P500指数の4%を占めるようになったことで、マグニフィセント7のウェイトがさらに高まっている。
ただし、私は、これはインデックス投資家にとっては諸刃の剣であると見ている。
今年はこれまでのところ、通常の時価総額加重型S&P500指数を保有することは賢明な行動であったように思える。
そして、市場では、S&P500指数や、AI関連銘柄にウェイトを集中させている他の指数に対する関心は、以前よりもはるかに高まっている。

足元のエヌビディアの放物線的な上昇は、1999年のインターネット・バブル期にハイテク株で見られたような動きを彷彿とさせる。そのため、弱気派はこの上昇を、近いうちに市場が大きく下落するとの新たな予測の材料と見ている。
しかし、ドットコム時代と今日には大きな違いがある。
1990年代後半に急騰した企業のほとんどは利益を上げられていなかったが、今日の企業は極めて高い利益を上げている。
さらに重要なのは、ドットコム時代には小規模なものから大企業まで、幅広い銘柄上昇していた。
しかし、今日の熱狂は一部の大企業に集中しており、大半のセクターの銘柄は大きく出遅れているのが現状である。
エヌビディアのような銘柄のバリュエーションは、極端な水準に近づきつつあり、注意が必要であると見ている。
そのため、時が経つにつれて拡大することが予想されるこの上昇相場にまだ十分に参加できていない、このエヌビディアのような一部の大企業グループ以外の指数構成銘柄に、私はより関心を持っている。

強気相場が継続し、さらに拡大するためには、今年の景気をソフトランディングさせる必要がある。
そして昨日の経済指標は、正しい方向への新たな一歩となったと見ている。
昨年初め、私はソフトランディングに不可欠な2つの進展について述べた。
ひとつは、インフレ率が賃金上昇率を下回り、実質所得の伸びが回復することだ。
これは昨年秋に起こった。
もうひとつは、製造業が回復することであり、その回復がサービス業の大幅な軟化を相殺することである。
そして、S&Pグローバルの製造業とサービ
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