テナブル・ホールディングス(TENB)は、同社のNessusスキャン・ツールを使用する約4万社の顧客を持つオンプレミスVM(Vulnerability Management:脆弱性管理 )市場の大手企業であり、近年はクラウド・セキュリティとOTセキュリティ市場に大きく進出している。
確立された顧客基盤を持つ同社は今、クラウドやOTソリューション向けに再利用されたVM機能をクロスセルする絶好の機会を手にしている。
市場全体を獲得することはできないかもしれないが、既存の関係や足元のベンダーの統合の傾向から、このような新サービスを提供することで、既存の顧客層におけるかなりの部分を獲得することができる可能性がある。
VM市場におけるライバルであるクォリス(QLYS)と同社を比較すると、両社の戦略的な違いが見えてくる。
クォリスがクラウドセキュリティで先行しているのに対し、テナブルは参入が遅れたため、同市場で同社の既存顧客基盤にアクセスするためにM&Aを積極的に行うことで補っている。
しかし、クォリスはより多くのクラウドネイティブの統合を誇り、クラウドからの売上高の割合が大きいため、テナブルに比べて市場では高いバリュエーションを得ている。
しかし、テナブルはこれまでプラットフォーム開発で後れを取っていたものの、他のサイバーセキュリティ・ベンダーと同様に大きな進歩を遂げてきた。
結果として、同社の拡大したプラットフォームは、膨大な顧客ベースと相まって、健全なクロスセルの可能性を示しているように見える。
ただし、顧客の導入規模が未知数であることや、パロアルトネットワークス(PANW)のような既存プレーヤーとの競合など、課題も存在する。
財務面では、同社の成長軌道は有望で、従業員1人当たりの売上高は着実に増加している。
GAAPマージンがマイナスであるため、株価は急成長を反映していないが、効率的な基礎事業は将来の収益性の可能性を示唆していると見ている。
クロスセルとプラットフォームの拡大は、フォーティネット(FTNT)のようにさらなる成長を促進する可能性がある。
本稿は、割安なバリュエーションのみに基づいているわけではなく、今後の売上高の上振れと利益率の改善を見込んでいる。
特に、OTおよびクラウドセキュリティ市場における同社のビジネス
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