先週は、この強気相場サイクルにおいて極めて重要な瞬間だったのかもしれない。
しかし、それはS&P500指数が過去19週間で3度目の下落に終わったからではない。
それどころか、良いニュースがたくさんあったからだ。
2月の雇用統計は雇用創出が続いていることを示した。
労働市場が徐々に落ち着きを取り戻しつつある中、賃金の伸びも鈍化している。
これこそが、ディスインフレを維持するために必要なことなのだ。
それがソフトランディングにつながり、FRBによる緩和サイクルの始まりとなる。
その結果、先物市場では6月に最初の利下げが行われる確率が大幅に上昇している。
そしてコンセンサスでは、2024年末までには完全なパーセンテージ・ポイントの引き下げに戻ると予想されている。

先週が極めて重要だった理由は、グロースがバリューに対するアウトパフォームという点でピークを打った可能性があるからである。
AIブームの申し子であるエヌビディア(NVDA)の先週金曜日の動きは注目に値する。
寄り後に5%以上上昇し、史上最高値を更新した後、上昇分を戻すこととなり、そして、その日の終値は始値から5%以上安い着地となった。
おそらくそれは、今年に入ってからの放物線的な上昇からの利益確定に過ぎないだろう。
しかし、このような出来事は、私に投機熱が行き過ぎではないかと思わせる。
EPFRグローバルのデータによると、先週の3月6日までのテクノロジー・ファンドからの資金流出は44億ドルで、過去最大であった。
また、半導体株はS&P500指数に対して過去最大のプレミアムで取引されている。

私は、テクノロジー株の天井を予想するつもりはない。
しかし、テクノロジーセクターの市場全体に対するアウトパフォームの度合いがピークに達していることを示す証拠は増えている。
そのため、新たな投資資金は他の分野に回した方が良いようにも見える。
S&P500指数のうち、ハイテク関連株を中心とする大型株は現在33%を占めている。
これは2000年のピーク時の27%を上回っている。
ただし、大きな違いは、今日の上位10銘柄のファンダメンタルズがはるかに強いことである。
そしてこの強靭なファンダメンタルズが、弱気相場によるそれらの株価の下落を否定しているように見える。

さらに、これらの銘柄の足元の倍率は、2000年や2020年に見られたような異常な水準には遠く及ばないというのも現状であ
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