ASML(ASML)の2024年度第1四半期決算は、マージンとEPSは平均を上回ったものの、受注状況は平均を下回り、コンセンサスに対して低調な着地となった。
しかし、ここで本当に注目すべき点は、2024年度が横ばいと予想されていることである。
2024年度第1四半期決算
・純利益:12.2億ユーロ(市場予想:11.6億ユーロ)
・売上高:52.9億ユーロ(市場予想:54.6億ユーロ / ガイダンス:50.0億~55億ユーロ)
・売上総利益率:51.0%(市場予想:49.4% / ガイダンス:48~49%)
・新規契約高:36.1億ユーロ(市場予想::57.9億ユーロ)
2024年度第2四半期ガイダンス
・売上高:57億~62億ユーロ(市場予想:63.9億ユーロ)
・売上総利益率:50%~51.0%(市場予想:50.3%)
2024年度ガイダンス
・ASMLは総売上高が2023年並みになると予想
より詳細に見ると、ASMLで購入されるツールの大部分、特にトレーリング・エッジ・ツールの大部分は引き続き中国向けとなっている。
そして、我々は、EUV露光装置が中国に参入できないことを知っている。
そのため、ここでは、「EUV以外の売上高の54%のうち、中国が90%を占めているはずである」という推測が可能であるように思える。

中国における売上は引き続き好調だが、この需要の持続性には疑問が残り、私はこの点が非常に気になるというのが本音である。
というのも、中国の需要は昨年、輸出規制への懸念から事前の過剰注文の影響を受けている可能性があるからである。
そのため、今後の同社の受注動向は、同社の業績を分析する上では、おそらくより良い指標となるだろう。

そして、この2024年度第1四半期決算においてサプライズとなったのは、メモリーの受注状況である。
正味システム受注が前四半期比60%減であることを思い出してほしい。
そして、受注には常にばらつきがある。
とはいえ、今期は久しぶりに特にその変動が大きいかもしれない。
なぜなら、中国の受注が枯渇し始めているのが現実だからである。
ASMLによれば、2ナノメートルの受注はまだ入ってきていない。
しかし、それは間近に迫っている。
原文:When we look f
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