昨日発表された4月の生産者物価指数(PPI)は、予想を上回るインフレ率となった。
しかし、誰かがそれを株式市場や債券市場に伝えるのを忘れていた。
短期債、長期債の利回りはともに低下し、主要市場の平均株価はその日の高値近辺で引け、S&P500種株価指数は史上最高値まであと一歩と迫った。
なぜだろうか?
PPIのヘッドラインの数字は落胆させるものだったが、前月を大幅に下方修正した結果、平均値はコンセンサス予想に沿ったものとなった。
さらに、FRBが好んで使用するインフレ指標に反映されるPPIの構成要素が軟化しており、次回の個人消費支出(PCE)価格指数報告にとって良い兆しとなった。
4月のPPI全体は前月比0.5%上昇し、予想の0.3%を上回った。
しかし、3月の0.2%増が0.1%減に修正されたため、比較は容易になった。
その結果、年率換算では予想の2.2%に達した。
コア金利も0.5%と予想を上回ったため、前年同月比は2.4%となり、予想の2.3%を1ティック上回った。
私より悲観的な人は、指数の各構成要素の月ごとの乖離について大騒ぎしたいだろう。

上のチャートがすべてを物語っている。
いったん物価上昇率が2%に落ちると、その水準で停滞することはない。
パンデミック以前はそうではなかったし、今後もそうはならないだろう。
目標は長期的に平均2%を維持することである。
昨年のPPIの物価上昇率はゼロに近かった。
これはデフレに近いため、現在の水準よりも悪い。
現在の2.2%と2.4%は、我々が望む水準に近い。
確かに、年率換算した過去3ヵ月間の物価上昇率は現在2.2%と2.4%を上回っているが、今後3ヵ月間はどちらも下回る可能性が高い。
FRBは月ごとの指標の動きで政策を決めることはできず、FRBが重視するのは基調的なトレンドである。
仮に重要な月次の数字を掘り下げるなら、FRBが最も好む消費者向けインフレ指標に最も影響を与えるPPIの構成要素に注目すればよい。
コア・サービスのうち、航空運賃は3.8%下落し、病院の外来医療費は0.1%下落し、医師の医療費は小幅に上昇した。
このことは、今月末に発表されるコアPCEの年率換算値がさらに改善することを示唆している。
私は、FRBが制限的な政策金利の緩和を早ければ今年7月にも開始し、年末までに3回もの4分の1ポイント
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