※「Part 1:株式投資で成功を目指す投資戦略:インカム投資家とは?REIT、MLP、配当株を活用した高配当利回りのインカム投資法とは?」の続き
Part 1では、インカム投資における、ハイイールド(高利回り)戦略における一般的な投資対象について説明しており、具体的には、REIT、MLP、BDC、CEF、ETF、配当株、優先株、債券等、幅広い金融商品を取り上げている。
本稿であるPart 2、並びに、次回のPart 3では、投資家がインカム投資を追求する際に犯しがちな間違いについて検証していきたい。
ハイイールド(高利回り)戦略が「単に最も高い利回りを提供する投資対象を選ぶことだけである」というのは良く耳にするフレーズであるが、一般的な誤解である。 投資可能な企業、或いは、金融商品の中で最も高い利回りを提供する証券・商品が必ずしも最良の投資であるとは限らない。 企業(またはセクター)の基本的な要素を評価し、配当を継続して支払う能力を評価することが重要である。 また、投資を検討している、或いは、既に投資をしている企業が仮に足元逆風に直面している場合には、足元のマイナスの環境が果たして「一時的な逆風」なのか、或いは、「今後の配当に影響を与える企業やマクロ環境上の構造的な失敗・問題」かを区別する能力を身に付けることも非常に重要である。なぜなら、強力なキャッシュフローと健全な経営基盤を持つ安定した耐久力のある企業に投資することで、信頼できる配当収入と長期的な成長を確保することができるからである。
金融市場はそれ自体が非常に複雑な構造であると言える。そのため、安定した配当収入を定期的に得ることを目的とした「インカム投資」は、安定した配当収入のフローにより、これらの複雑な物事を簡素化することを目指している。つまり、所謂、市場の底値(最安値圏)で特定の証券を購入し、天井(最高値圏)で売却するタイミングを計ろうとすること自体、継続的に維持することは非常に困難である。さらに、上述のように売却を繰り返すことにより、定期的な配当収入を失うことになる。結果、本来であればそれらの配当を再投資し、より多くの株式を購入することができ、次回以降の配当額をさらに増加させる複利効果を期待できる
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