先週、S&P 500は再び好調な週を締めくくりました。
予想を上回るインフレ報告が発表され、これにより指数は4か月連続で上昇しました。
連邦準備制度(FRB)が注目するインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数は、7月に0.2%上昇し、前年同月比で2.5%の増加となりました。
食料品とエネルギーを除いたコアPCEも同様に0.2%上昇し、年間ベースで2.6%の増加を示しています。
さらに重要な点として、過去3か月間のPCEの年率換算増加率は1.8%に低下しており、これはFRBの目標である2%を下回っています。
もはやFRBがいつ利下げを開始するかではなく、どの程度の速さで実施されるかが議論の焦点となっています。

FRBが9月の会合で利下げを開始する中、インフレへの懸念は自然と成長への懸念へと移行しています。
予想通り、労働市場は緩やかになってきていますが、労働統計局が今年3月までの1年間に創出された約80万件の雇用を下方修正したことで、一部の投資家が不安を感じています。
しかし、私はその一人ではありません。
なぜなら、先行指標として、雇用創出に焦点を当てることは、バックミラーを見ながら運転するようなものであると考えてるためです。
もちろん、新しい雇用は追加の所得を生み出し、経済活動の約70%を占める消費支出を促進します。
しかし、消費支出と経済成長の主な原動力は、既存の1億6千万人の労働力とその所得です。
したがって、注目すべきは雇用創出ではなく、支出の成長率だと考えています。
支出の成長が鈍化し、雇用喪失が続くような状況になったとき、より守りの姿勢を取るべきタイミングが訪れると見ています。

そして、今後数日から数週間の間、利下げサイクルが株式市場にとって強気か弱気かについて、多くの意見が飛び交うことを投資家は予想すべきでしょう。
しかし、実際のところ、それは経済が拡大を続けるか、それとも景気後退の瀬戸際にあるかによって異なります。
過去にも、FRBが経済成長が鈍化しつつも持続している時期に短期金利を引き下げた場合、それは強気材料となりました。
一方で、利下げが景気後退と同時に、もしくはその後に起こった場合は、極めて弱気な展開となりました。
したがって、私はポストパンデミックの今、最も関連性が高いと考える先行経済指標に引き続き注目していきます。
この2年間、パ
Pro Plan専用コンテンツ

この記事の続きを読むには「Pro Plan」にアップグレードする必要があります。