株式投資におけるリターンは、大きく分けて「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2つに分類されます。これらは投資から得られる収益の主な形態であり、投資家の目標やリスク許容度に応じて選択されるべきものです。株式投資を始める際には、これらのどちらを重視するかを決めることが、投資戦略の第一歩となります。

インカムゲインは、株式を保有することで得られる利益のことを指します。主に配当による収入がこれに該当し、安定した収入を求める投資家にとって魅力的です。インカムゲインの獲得を重視する投資スタイルを「インカム投資」と呼びます。このスタイルを採用する際のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
1. 定期的な収入: 配当を通じて定期的に安定した収入を得られるのは、インカム投資の大きな魅力です。特に米国株市場では、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) や コカ・コーラ(KO) のような長期にわたって配当を支払い続ける企業が多く存在します。これらの企業は、『配当王』と呼ばれ、50年以上にわたって連続して配当を増加させている企業を指します。
2. 低ボラティリティ: 配当を継続して支払う企業は、一般的に業績が安定しており、株価の変動が比較的少ない傾向があります。例えば、プロクター・アンド・ギャンブル(PG) や AT&T(T) は、長期的に安定した配当を提供することで知られ、そのため株価の変動が他のグロース株に比べて穏やかなことが多いです。
3. 複利効果の活用: 配当金を再投資することにより、複利効果を得ることができます。例えば、コカ・コーラ(KO) のような高配当企業に長期間投資し、配当金を再投資することで、元本が増加し次回の配当も増えるという好循環を生み出すことができます。
1. 低成長: インカムゲインを重視する投資スタイルは、一般的に安定した企業への投資となるため、成長企業への投資と比較して株価の上昇が緩やかです。例えば、ユニリーバ(UL) や フィリップ モリス インターナショナル(PM) のような企業は安定した配当を提供しますが、その分、後述のキャピタルゲインの機会は少ないかもしれません。
2. 経済状況の影響: 配当の支払いは、企業の業績だけでなく、経済全体の状況に左右されることがあります。
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