エクイニクス(EQIX)はデータセンターを所有・運営しており、主にデータ管理を外部委託したい企業に対してサーバーラック(サーバーを設置するための金属製の棚やフレーム)やキャビネット(サーバーラックを囲む箱型の収納設備)を貸し出しています。これにより、顧客は電力供給、冷却、セキュリティ、ネットワーク接続といった複雑な作業から解放されます。 エクイニクスはキャリアホテル(複数の通信事業者が相互接続するためのデータセンターで、高速で信頼性の高い接続が可能)に特化しており、都市部に位置するネットワーク中立の施設(特定の通信事業者に依存せず、複数の事業者が自由に接続できるデータセンターのこと)で、インターネットサービスプロバイダー(ISP)同士の相互接続を提供することで、他に類を見ない接続性を実現しています。
一方、デジタル・リアルティ・トラスト(DLR)はホールセール型のデータセンターサービスを提供し、クラウドサービスプロバイダーなどの顧客に対して広大なスペースと電力を提供しています。その施設は、広いスペースや電力の確保が容易な都市外に位置しています。
エクイニクスは高級な都心のマンションのように、小規模なサーバースペースを高価格で提供し、優れたネットワーク接続を誇ります。一方、デジタル・リアルティ・トラストは郊外の一軒家のように広いデータスペースを提供する一方で、接続性についてはそれほど重視していません。
SASE(Secure Access Service Edge:ネットワークセキュリティとWANサービスを統合したクラウドベースのアーキテクチャ)ベンダーはキャリアホテルの利点からエクイニクスを選ぶ傾向があります。ハイパースケーラー(AWSのような大規模なクラウドインフラを持ち、膨大なコンピューティングリソースを提供できる企業)はデジタル・リアルティ・トラストを利用するものの、クラウドアクセスのためにエクイニクスのエッジPoP(通信ネットワークの端に設置されたアクセス拠点で、ユーザーに近い場所にあるため低遅延でサービスを提供)やオンランプ機能(クラウドサービスなどに直接接続するためのインフラ機能で、高速で安全なアクセスを提供)も併用しています。
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