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10/08/2024

セレブラス(Cerebras)とG42の関係性:注目の米国AI半導体企業がIPO申請もG42への過度な依存が懸念材料?

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ウィリアム・ キーティングウィリアム・ キーティング
記事要約
  • 本稿では、直近IPO申請をした注目の米国AI半導体企業であるセレブラス(Cerebras)とG42の関係性を詳しく解説していきます。
  • セレブラスは、AI向けプロセッサを提供する米国のAI半導体関連未上場企業で、アラブ首長国連邦に拠点を置くAIクラウド企業のG42との提携によってスーパーコンピュータの売上拡大を目指しています。 
  • 一方で、足元では、G42は中国企業との関係を断ち、新規に米国のマイクロソフトからの投資を受けて、AI開発とグローバル展開を推進しています。 
  • G42とマイクロソフトの新しい提携が進行する中、セレブラスはIPOを準備していますが、G42に収益面で大きく依存していることが懸念されています。
この記事は約 13 分で読むことができます。(記事文字数:約 6,300 文字)

セレブラス(Cerebras)のIPO申請とG42との関係

セレブラス(Cerebras)は、AIや高性能コンピューティング向けのプロセッサを開発する米国のテクノロジー企業で、世界最大のAI半導体チップ「ウェハースケール・エンジン(WSE)」を提供しています。

一方、G42はアラブ首長国連邦に拠点を置くAIとクラウド技術に特化した企業で、様々な産業向けに高度なデータ分析やAIソリューションを提供しています。この両社は、AI分野において提携し、先進的な計算技術を推進しています。

そして、昨年末のレポートにおいて、世界最大のプロセッサを誇るAI半導体アクセラレータ企業である、セレブラス(Cerebras)について初めて取り上げており、その時の結論は下記の通りでした。

「G42との契約は、セレブラスにとって大きな転機となる可能性があります。計画通りに9台のスーパーコンピュータがすべて実現すれば、約9億ドルの売上が見込まれますが、これは同社のこれまでの全収益の約50倍にもなるでしょう。」

「これは、ひとつの顧客に大きく依存している状況です。ある意味で、G42はセレブラスを自社専属のスーパーコンピュータ業者として迎え入れたようなものです。この計画が進行している限り、セレブラスが他の顧客に対応する時間を見つけるのは難しいでしょう。」

そして今、セレブラスは米国においてIPOを計画しており、SECにS-1を提出しました。驚くべきことに、書類にはG42に関する言及が301箇所もあり、まるでG42がIPOを行っているかのように感じてしまいます。

セレブラスのIPOだけでなく、最近はG42自身も注目を集めています。今年の初め、G42は中国への投資やHuaweiとの協力関係を断絶すると発表しました。その直後、マイクロソフト(MSFT)がG42に対し「AI開発とグローバル展開の加速」を目的に15億ドルの投資を行うと報じられました。そして、これはセレブラスにとってあまり良いニュースではないかもしれません。いったい何が起きているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

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