投資家は常に何かしら心配するものが必要で、ひとつの問題がなくなると、次の心配事が出てくるものです。
これが投資というものです。
一昨日の新たな懸念は、先週金曜日に発表された予想を上回る雇用統計を受けた債券利回りの上昇でした。
以前は、雇用の減速が大きな懸念材料でしたが、今では雇用が好調すぎることが問題視されており、特に賃金の上昇がインフレを再燃させ、FRBの金融緩和が期待通りに進まないのではないかという不安があります。
その結果、ソフトランディングではなく「ハードランディング」になるのではという懸念が広がっています。
ハードランディングとは、経済の急激な減速や景気後退により、企業業績や株価が大幅に下落する状況を指します。
通常、中央銀行がインフレを抑制するために金利を引き上げ、結果として経済活動が急激に減速することが原因となります。
これにより、投資家は景気後退のリスクや企業収益の悪化を懸念し、株式市場が大きく下落することがあります。
FRBの大幅利下げから2週間が経ち、市場は次の大幅利下げへの期待を断念

(出所:Bloomberg)
経済成長が十分に減速せず、インフレ率が目標まで下がらない場合、ハードランディングが起こる可能性があります。
その結果、インフレが再び上昇し、FRBが短期金利を引き下げることが難しくなるかもしれません。
一部では、雇用や賃金の上昇に伴い、11月の利下げ予想が50ベーシスポイントから25ベーシスポイントに下がったことを懸念する声もあります。
しかし、FRBはそもそも50ベーシスポイントの利下げを示唆していたわけではなく、私が考えるソフトランディングのシナリオでは、そこまでの大幅な利下げは必要ありません。
むしろ、もしそんな大幅な利下げが行われるなら、それは成長率の減速が急激すぎることを意味し、これが本当の懸念材料になるでしょう。
売りが加速し、2年債の利回りは再び4%近くまで上昇

(出所:Bloomberg)
投資家は、今後数ヶ月でサービス業を中心とした経済成長が落ち着くにつれて、フェデラルファンド金利が緩やかに低下していくことを見込むべきでしょう。
インフレについては、過去3ヶ月間で目標の2%に達しており、全体的にもコア指標でも大きな再燃の可能性はほとんどないため、あまり気にす
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