ファイザー(PFE)の将来性とは?最新の2024年度第3四半期決算は好調も低下する利益率には要注意?
- 本稿では、ファイザー(PFE:予想配当利回り5.91%・配当性向65%・1株当たり配当金0.42ドル)の2024年10月29日に発表された最新の2024年度第3四半期決算と配当推移に関するトレンド、さらに、同社の財務パフォーマンスを詳細に分析していきます。
- そして、それらの分析を通じて、同社の目標株価、並びに、今後の株価見通しと将来性を詳細に解説していきます。
- ファイザーは世界有数の製薬企業で、安定した収益性を維持しているものの、利益率が低下傾向にあり、効率的な経営が求められています。
- 同社は高い予想配当利回り(5.91%)と四半期ごとの安定した配当が魅力的で、インカム投資家にとって興味深い存在ですが、財務リスクも存在しています。
- ファイザーの最新決算では、EPSが改善し、売上が増加した一方、配当維持に課題があり、今後の経営戦略と効率向上が重要となるでしょう。
ファイザー(PFE)の概要
レーティング:中立
バリュエーション:適正価格並み
リスクレベル:中リスク
セクター:製薬
現在の株価:28ドル
時価総額:1,603.7億ドル
弊社算出の一株当たり本質的価値:28.03ドル
安全余裕率(マージン):-0.95%
過去5年間の配当成長率:3.70%
次回配当落ち日:2024年11月8日
次回配当支払い日:2024年12月2日
予想配当利回り:5.91%
過去5年間の売上高成長率:16.70%
過去10年間の売上高成長率:5.80%
関連用語
安全マージン(Margin of Safety):株式の本質的価値(本来の価値)とその市場価格との間にある差のこと。投資家はこの差を利用して、予想が外れた場合や市場の変動によるリスクを軽減するための「安全な余裕(マージン)」を確保する。例えば、本質的価値が100円の株が市場で80円で取引されている場合、その20円の差が安全マージンとなる。この差が大きいほど、投資のリスクが低くなるとされている。
売上高成長率:企業の売上高が前年と比べてどれだけ増加したかを示す割合で、企業の成長スピードや市場での競争力を評価するための指標。一般的にプラス成長が望ましく、高いほど企業の成長力が強いと言える。
足元の株価推移

(出所:筆者作成)
ファイザー(PFE:予想配当利回り5.91%・配当性向65%・1株当たり配当金0.42ドル)は、米国ニューヨーク州に本社を構える世界有数の製薬企業です。
同社は創業以来、処方薬やワクチンの分野において豊富な製品ラインを展開しており、肺炎球菌ワクチン「プレベナー13」、がん治療薬「イブランス」、心血管治療薬「エリキュース」など、グローバル市場で高い売上を誇る主力製品を持っています。
近年では、COVID-19ワクチンの開発・供給においても大きな役割を果たし、医療業界内での地位をさらに強固にしました。
ファイザーのユニークな特徴は、長年にわたり革新と成長を続けながら、処方薬からワクチンまで幅広い製品群を提供し、特に新興市場での販売が拡大している点です。
財務面では、ファイザーは2024年第3四半期での特別項目を除く1株当たり利益(EPS)で前年同期から大幅に回復を見せるなど、安定した収益性を維持しています。
しかし、売上総利益率や営業利益率が近年低下傾向にあり、利益率を維持するための効率的な経営が求められています。
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