クアルコム(QCOM)は11月6日に最新の2024年度第4四半期決算(暦年:2024年第3四半期)を発表しており、初期の結果は私の予想通りに見えましたが、実際にはもう少し複雑な状況でした。
助成金の変動やデザイン・ウィンに特に期待していた理由を、改めて実感させられる結果となりました。
同社に関しては、決算前に下記のレポートを執筆しておりますので、もし関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧いただければと思います。

「デザイン・ウィン」(design win)とは、特定の製品や技術が顧客の設計や製品開発に採用されることを指します。
たとえば、半導体メーカーが自社のチップをスマートフォンや家電などの製品に組み込むことが決まった場合、それが「デザイン・ウィン」となります。
そして、今回の決算報告を見てみると、基本的な成果は確かに達成されています。
・EPS(特別項目除く):2.69ドル(FactSet予想:2.56ドル)
・売上高:102.4億ドル(FactSet予想:99億ドル)
・EPS(特別項目除く):2.85ドル〜3.05ドル(FactSet予想:2.86ドル)
・売上高:105億〜113億ドル(FactSet予想:106億ドル)
上記の通り、同社は市場予想を上回る業績とガイダンスを報告しましたが、それでも決算後に株価は大幅に下落しました。
なぜでしょうか?
その理由としては、アップル(AAPL)の影響がクアルコムにじわじわと重くのしかかってきているように見えます。
アップルのイベントやアーム・ホールディングス(ARM)関連のイベントが近づいており、これが利益率に悪影響を及ぼす可能性が出てきました。
また、サムスン電子(005930.KS)の不振でハンドセット部門は期待ほどの成果を出せず、RFFE(無線フロントエンド)の伸びも目立ちません(仮に成長があったとしても)。
このため、コルボ(QRVO)はスカイワークス・ソリューションズ(SWKS)やブロードコム(AVGO)に負けている可能性が高く、クアルコムが優位とは言えない状況です。
さらに、インテル(INTC)の買収に関する懸念も浮上しています。
要するに、今のクアルコムは非常に不確実な状況にあり、
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