先週、トランプ政権の政策による追い風が急速に市場で織り込まれている一方で、逆風の可能性が十分に考慮されていないことに懸念しているとお伝えしました。
つまり、大統領選後のラリーが予想以上に急速に進みすぎていると感じたのです。
したがって、先週の利確自体は驚くべきことではありませんでしたが、利益が大幅に確定されたのは少し意外でした。
それでも、先週の調整は、大統領選後の上昇を固める必要な動きだったと考えており、年末に向けた再度の上昇に向けた土台が築かれたと感じています。
ただし、さらなる上昇には、12月にFRBの利下げが必要であり、長期金利が約4.5%で安定することも求められるでしょう。

(出所:Edward Jones)
また、先週の相場に影響を与えたのは、FRBのパウエル議長が短期金利を急いで引き下げる考えはないと発言したことです。
これをインフレ再燃の懸念と受け止めた人もいましたが、私はむしろ経済成長に対する自信と見ました。
パウエル議長は、経済が非常に堅調であるため、FRBは中立的な金利水準に向けてゆっくり進むことができると示唆していたのです。
この点は特に重要で、トランプ政権がインフレを助長する可能性があるいくつかの新政策を打ち出している中、FRBがインフレの抑制に自信を持てるようになることが期待されます。
パウエル議長もこの点を意識しているはずですが、彼がそれを公に口にすることはないでしょう。
S&P500はすでに上昇分の半分以上を失う

(出所:Bloomberg)
経済の堅調さを裏付けるように、9月の小売売上高は予想を大きく上回り、全体で0.4%増、ガソリンと自動車を除くと0.7%の増加を記録しました。
特に目を引いたのは、バーやレストランの売上が1%増加し、約1年ぶりの高い伸びを見せたことです。
このことからも、消費者は不安を抱えているようには見えません。
第3四半期末にかけて消費者支出の堅調な拡大が見られる

(出所:Bloomberg)
さらに、力強い小売売上高に加えて、失業保険申請件数が1年平均を下回る21万7,000件に減少していることからも、経済成長のエンジンが順調に回っていることがうかがえます。
一方で、先週の消費者物価指数(CPI)発表では、インフレが予想通りの増加にとどまり、さらなる
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