希少性は、しばしば価値を生み出します。
何かが希少であるほど、それを求める人々にとってその価値は高まります。例えば、アンティークの銃器はもう製造されていないため、その価値が上がりやすいです。第一次世界大戦や第二次世界大戦で使用された主要な小火器をすべて揃えたい場合、これらの銃器は生産が終了しているうえ、損傷しても簡単に修理できないため、その取得コストは上昇を続けています。
一方で、希少性が高い物は、売買が容易な市場が存在しない場合、評価が難しいことがあります。アンティーク銃器は比較的取引が盛んで、住宅ローン担保証券(MBS)が簡単に売買される状況に似ています。しかし、非常に希少というわけではないものの、売却が極めて難しい物件を抱えてしまったらどうなるでしょうか?これは、多くの商業用不動産投資信託(REIT)が直面する課題であり、ローンや不動産が問題を抱えた場合によく起こるケースです。
これらのREITは、商業用不動産を担保とした住宅ローンを提供しています。これらのローンは通常、変動金利であるため、資産自体は金利変動の影響をそれほど受けません。しかし、商業用モーゲージREIT(商業用mREIT:commercial mortgage REIT)が直面する主なリスクは信用リスクです。つまり、借り手が契約通りに返済するかどうか、返済が滞った場合に貸し手がどれだけ回収できるかが問題となります。
因みに、商業用モーゲージREITとは不動産投資信託(REIT)の一種で、主に商業用不動産を対象としたモーゲージ(融資やローン)に投資する企業です。これらのモーゲージREITは、住宅用モーゲージREITとは異なり、商業施設やオフィスビル、工場、倉庫、ホテルなど、収益を生む商業用不動産のローンや証券化商品(CMBSなど)に焦点を当てています。
そして、資産自体は金利変動に敏感ではないものの、高金利が原因の一つとされる信用ストレスの増加が見られます。借り手の多くは、建物を所有してテナントに貸し出すことで利益を得ようとする大家です。しかし、変動金利のローンでは、金利が上昇するにつれて物件の所有コストも上昇します。一部のケースでは、所有コストが賃料収入を上回り、経済的な採算が取れなくなる事態も発生しました。金利負担の増加と空室率の上昇が重なり、多くのローン、特にオフィスビルを担保としたローンでデ
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