昨日のマーケットの動きは特に目を引くものでした。主要株価指数が一日の安値で取引を開始し、終値で高値をつけるという展開は久しく見られませんでしたが、昨日はそれが実現しました。S&P500は昨年9月以来となる最大の日中反転を記録し、これは株価の調整が終わりに近づいている兆候を探していた私のような強気な投資家にとって、心強いサインといえます。現在の市場は、12月初旬に始まった株価下落局面と同じように、行き過ぎた売られすぎの状態にあります。株式のバリュエーションは、長期金利の上昇やインフレ再燃の懸念、さらにはFRBが追加利下げを進められるかどうかといった不安を織り込んでいる状況です。

(出所:Finviz)
就任が近づくにつれ、ドナルド・トランプ次期大統領の政策提案が経済に与える影響への懸念がますます高まっています。ウォール街でも一般市民の間でも、消費支出の成長を鈍化させ、インフレ率を押し上げ、企業利益を圧迫する可能性が高い報復関税を歓迎する声はほとんど聞かれません。これこそが、S&P500が大統領選後の上昇分をすべて失った主な理由だと私は考えています。この状況がトランプ政権の姿勢にも影響を与え始めているように思われます。

(出所:Bloomberg)
昨日の取引終了後、ブルームバーグが報じたところによると、財務長官のスコット・ベッセント氏を含むトランプ氏の経済チームのメンバーが、関税を月ごとに非常に段階的に導入する計画に取り組んでいるとのことです。この方法は、インフレショックを回避しつつ、次期大統領が貿易相手国との交渉力を徐々に高められるようにすることを目的としていると推測されます。このニュースに対する期待が、昨日の終盤に見られた市場の反発や今朝の続伸に影響を与えた可能性があります。この動きはタイミング的にも適切でした。というのも、国内市場に焦点を当てたラッセル2000指数はすでに調整局面に入り、長期移動平均線に再び接近していたからです。昨日の朝、そのラインを起点とした力強い反発が見られましたが、これは過去1年で3回目のことです。

(出所:Stockcharts)
「平均的な株式」でも同様の動きが見られました。イコールウェイト型のS&P500指数も、
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