トランプ就任で株価は上がるのか?足元の就任前の金利やドルの動きは、2016年の就任式直前の動きと類似しており株高に期待?
- 本稿では、「トランプ就任で株価は上がるのか?」という疑問に答えるべく、足元のトランプ大統領就任式前の金利やドルの推移を前回の2016年の就任式直前の推移との詳細比較を通じて、今後の米国株の見通し、並びに、私の最新のマクロETFポートフォリオの動向を詳しく解説していきます。
- 2025年の米国株式市場は赤字スタートとなったが、CPI発表後の市場の動きは落ち着きを見せ、利下げや流動性の増加が株式市場を支える要因になると予想しています。
- トランプ政権の政策やドル安期待、金利動向などが市場に影響を与えており、量的緩和(QE)の可能性が今後の注目ポイントと見ています。
- 米国株式市場は一部のデータや発表に過剰反応する傾向があるものの、経済の堅調さやFRBの政策によって下落は押し目買いのチャンスになる可能性もあると考えています。
はじめに
2025年のマーケットは赤字スタート。利下げへの期待が、私に言わせれば的外れな利上げ予想に取って代わられたようです。
しかし、CPI(消費者物価指数)の発表が予想通りの結果だったことで、この動きは一旦収まった模様。さて、次はどうなるのでしょうか?
私の見解では、経済が堅調で市場への流動性もさらに増加する中、株式が好調を維持する理由は十分にあると考えています。
仮に経済が悪化したとしても、FRB(米連邦準備制度)は量的緩和(QE)の再開の機会を逃さないでしょう。また、金利があまりに高くなった場合にも同様のことが起こり得ます。
今回の下落を受け、マクロ系投資家たちは債券に対して悲観的になりすぎているように見えますが、これは上昇余地があることを意味します。また、少なくとも第1四半期までは流動性が市場に供給され続ける可能性も高いと見ています。
そのため、個人的には今回の下落は買いのチャンスであると考えています。実際に私もそうしており、マクロポジションを一部増やすとともに、新たな2つのトレードを開始しました。
本稿で学べること:
・なぜ市場が過剰反応したのか
・なぜ流動性に強気なのか
・トランプ政権がマクロ経済政策に与える影響
・私の考える2025年に向けた最適なポジショニング方法
市場の反応が過剰すぎる件
原因は0DTEオプションなのか、それとも新世代のレディット(RDDT)トレーダーたちなのか、あるいは単純に人間の本能なのかもしれませんが、少しでも予想外の発表があると、市場は毎回過剰に反応しているように思えます。
先週、堅調な雇用統計が利下げの期待を完全に打ち砕き、市場を急落させました。しかし、これは二重の意味で過剰反応だったと言えます。
1. 少し雇用が改善しただけで「利下げなし」と判断するのは妥当でしょうか?
2. また、経済が堅調な中で、たった2~3回の利下げがそれほど大きな意味を持つのでしょうか?
要するに、たった1つのデータポイントでここまで市場が動くべきではないのですが、市場は極端に走りがちです。昨年のある時点では、2025年に6回の利下げを織り込んでいましたが、それが3回になり、ゼロになり、今では利上げを語る人さえいます。
しかし、少し弱めのCPIが市場を再び活気づけたようです。
米国コアCPI(前年比 / %)

(出所:Bloomberg)
金利は当面のピークを迎えた可能性があります。
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