【半導体】TSMC(TSM)はなぜ強いのか?最新の2024年第4四半期決算分析を通じて今後の株価見通しに迫る!
- 本稿では、注目の台湾半導体銘柄である「TSMC(TSM)はなぜ強いのか?」という疑問に答えるべく、最新の2024年第4四半期決算分析を通じて同社の今後の株価見通しに迫ります。
- TSMCは2024年第4四半期決算で予想を上回る業績を達成し、特に設備投資が前年比35%増加し過去最高を記録、業界内での強力な成長を示しています。
- AI関連収益が急増しており、TSMCは2025年にAIアクセラレーターからの収益が倍増することを予測し、長期的には年平均40%の成長が期待されています。
- TSMCは競合他社に対して強力な技術的優位性を持ち、市場シェアの拡大を続け、今後数年間でさらなる成長を見込んでおり、次に1兆ドル規模の半導体企業になる可能性が高いと見ています。
TSMC(TSM)の最新の2024年第4四半期決算発表に関して
TSMC(TSM)は2025年1月16日に2024年第4四半期決算を発表し、まさに「王者」としての実力を見せつけました。その業績は見事で、この12か月間で株価も好調を維持しています。半導体業界全体のサイクルが大きく転換しない限り、この傾向は今後も続く可能性が高いように見えます。それでは、結果を振り返り、詳しく見ていきましょう。
TSMC(TSM)の最新の2024年第4四半期決算
1株当たり利益(EPS):14.45台湾ドル
FactSet予想:14.34台湾ドル
売上高:8684.6億台湾ドル(約268.8億ドル)
FactSet予想:8565.1億台湾ドル
TSMCによる事前予想:261~269億ドル
営業利益:4257.1億台湾ドル
FactSet予想:4134.5億台湾ドル
売上総利益率:59.0%
FactSet予想:62.7%
TSMCによる事前予想:57~59%
一見すると、今回の結果は「市場予想通りの達成と上方修正」といった印象ですが、いくつかの注目すべきポイントから、非常に強気な内容であることが浮き彫りになります。その中でも特に注目すべきは、前年比+35%の設備投資(Capex)成長です。これはTSMCの設備投資額として新たな過去最高で、2022年のピークをも上回る水準となっています。
設備投資の成長は予想以上でしたが、一方でTSMCの競合他社の投資計画は不安定な状況にあります。サムスン電子(005930.KS)は設備投資見通しを下方修正し、インテル(INTC)は「方向性が定まらない」状況です。そのため、ウェーハ製造装置(WFE:Wafer Fab Equipment)は表面上は恩恵を受けそうに見えますが、実際にはもっと複雑な話です。半導体製造装置関連株はショートの対象として注目されており、株価のショートスクイーズが起こるのも納得のいく展開だと言えるでしょう。
AMAT・KLAC・ASML・LRCX・TOELYの株価推移

(出所:Koyfin)
さて、話をTSMCに戻しましょう。業界全体の売上見通しは当初の印象ほど強気ではないものの、市場全体が約10%成長する中で、TSMCは20%台半ばの成長を見せています。このことから、同社が市場シェアを加速的に拡大していることが明らかです。
そして、下記は決算説明会のやり取りの一部です
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