TSMC(TSM)は2025年1月16日に2024年第4四半期決算を発表し、まさに「王者」としての実力を見せつけました。その業績は見事で、この12か月間で株価も好調を維持しています。半導体業界全体のサイクルが大きく転換しない限り、この傾向は今後も続く可能性が高いように見えます。それでは、結果を振り返り、詳しく見ていきましょう。
1株当たり利益(EPS):14.45台湾ドル
FactSet予想:14.34台湾ドル
売上高:8684.6億台湾ドル(約268.8億ドル)
FactSet予想:8565.1億台湾ドル
TSMCによる事前予想:261~269億ドル
営業利益:4257.1億台湾ドル
FactSet予想:4134.5億台湾ドル
売上総利益率:59.0%
FactSet予想:62.7%
TSMCによる事前予想:57~59%
一見すると、今回の結果は「市場予想通りの達成と上方修正」といった印象ですが、いくつかの注目すべきポイントから、非常に強気な内容であることが浮き彫りになります。その中でも特に注目すべきは、前年比+35%の設備投資(Capex)成長です。これはTSMCの設備投資額として新たな過去最高で、2022年のピークをも上回る水準となっています。
設備投資の成長は予想以上でしたが、一方でTSMCの競合他社の投資計画は不安定な状況にあります。サムスン電子(005930.KS)は設備投資見通しを下方修正し、インテル(INTC)は「方向性が定まらない」状況です。そのため、ウェーハ製造装置(WFE:Wafer Fab Equipment)は表面上は恩恵を受けそうに見えますが、実際にはもっと複雑な話です。半導体製造装置関連株はショートの対象として注目されており、株価のショートスクイーズが起こるのも納得のいく展開だと言えるでしょう。

(出所:Koyfin)
さて、話をTSMCに戻しましょう。業界全体の売上見通しは当初の印象ほど強気ではないものの、市場全体が約10%成長する中で、TSMCは20%台半ばの成長を見せています。このことから、同社が市場シェアを加速的に拡大していることが明らかです。
そして、下記は決算説明会のやり取りの一部です
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