投資の世界に少しでも触れると、「ブルーチップ」という言葉を耳にすることがあるかと思います。
多くの人が知らないかもしれませんが、「ブルーチップ」はもともと投資用語ではなく、ポーカーに由来する言葉です。多くのポーカーセットでは、青いチップが最も高額な価値を持ちます。ポットにブルーチップを投入するということは、高価値なアイテムを賭けとして差し出すことを意味していました。
この概念が次第に転じ、極めて価値の高い企業を指すようになりました。ブルーチップ企業と呼ばれるためには、通常、強固な財務基盤、優れた株主還元の実績、そして高い評判を持っていることが求められます。しかし、すべてのブルーチップ企業がその名にふさわしい存在であり続けるわけではありません。経営陣の判断次第では、財務危機に陥ったり、株主にとって利益にならない成長を追求するために配当を削減したり、その他の理由で評判を落としたりすることがあります。
また、多くのブルーチップ企業は「配当貴族」と呼ばれる、長期間にわたって増配を続けている企業のエリートクラブの一員であることも多いです。しかし、配当貴族の企業だけを購入するのは、必ずしも賢明な選択とは限りません。実際、リーマン・ショックの際には、それまで配当貴族とされていた企業の大半が、この称号を失いました。危機を乗り越えられず、半数以上が増配を維持できなかったのです。彼らが配当貴族でなくなった背景には、財務の悪化がありました。
それでも、私はインカム投資家として、常に強固で優れた企業をポートフォリオに加えたいと考えています。
本稿では、私がブルーチップ企業としてだけでなく、重要な保有銘柄、さらにはポートフォリオの「アンカー(支柱)」と考える投資先についてお話しします。この企業は、ポートフォリオの中核を担う存在であり、他の銘柄のように頻繁にチェックしたり、細かく管理したりする必要がないと私が考える銘柄です。つまり、安心して保有し続けられる企業です。
それでは、詳しく見ていきましょう!
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