2025年1月の世界半導体売上高は565億ドルとなり、前年同月比で17.9%の増加となりましたが、前月比では1.7%の減少となりました。詳細はこちらをご覧ください。

(出所:筆者作成)
SIA(米国半導体工業会)の社長兼CEOであるジョン・ニューファー氏によると:
「2024年に過去最高の年間売上高を記録した後、世界の半導体市場は勢いを維持し、1月として過去最高の月間売上高を達成しました。12月からはわずかに減少したものの、前年同月比では9か月連続で17%以上の成長を記録しました。特に、アメリカ市場への売上が前年同月比で50.7%増加したことが、この成長を後押ししました。」
私が選定した台湾関連企業の2025年2月の月次売上高が発表されました。以下の表では、各社の前年同月比の増減率を示しています。

(出所:筆者作成)
全体としては非常に好調な結果となっており、16社中、前年同月比で売上が減少したのはわずか2社のみでした。ChipMOS(IMOS)に関しては、減少幅はわずか1.2%とごくわずかでした。一方で、Nanya(2408.TW)は5か月連続で前年同月比20%以上の大幅な減少となりました。Nanyaの苦境は、中国企業によるレガシー分野での競争激化によって圧迫される一方で、先端分野のHBM市場では競争力を持てていないことが主な要因です。
しかし意外なことに、同社の株価は過去2か月間で上昇傾向を示しています。

(出所:Yahoo Finance)
こちらレポートでは、この株価上昇はNanyaのCEOがHBM市場への参入計画について発言したことが影響している可能性を示唆しています。
「同時に、Nanyaは今月、市場に対して戦略的転換の方針を示し、カスタムHBM(High Bandwidth Memory)ソリューションに注力することで、競争の激しいAI向けメモリ市場で独自のポジションを確立することを目指していると発表しました。」
私は、NanyaがHBM市場で大きな進展を遂げるとは考えておらず、株価の上昇はむしろ、2024年の大半でP/Bレシオが0.55倍だったことが主な要因だと思います。
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