2025年3月の世界半導体売上高は559億ドルとなり、前月比で1.8%増、前年同月比で21.8%増となったと、SIA(米国半導体工業会)が発表しました。詳細はこちらに記載されています。

(出所:筆者作成)
これは3月として過去最高の月間半導体販売額を記録すると同時に、ここ3か月続いていた季節要因による月次売上の減少傾向を反転させたことを意味します。参考までに申し上げると、この反転は前年に比べて1か月早く訪れたことになり、明確な強気シグナルといえます。
四半期ベースで見ると、2025年第1四半期(Q1)の半導体販売額は1,677億ドルとなり、前年同期比で18.8%増加した一方、前四半期比では2.8%減少しました。これは一般的に見られる季節的傾向に沿った動きです。

(出所:筆者作成)
SIAの会長兼CEOであるジョン・ニューファー氏によると、
「世界の半導体需要は依然として高水準にあり、今年第1四半期の販売額は前年同期を大幅に上回りました。前年同月比での販売額増加は11か月連続で17%超となり、特に米州地域では約45%の増加が販売額全体を押し上げています。」
この2025年第1四半期における18.8%の前年同期比増加は、直近のWSTS(世界半導体市場統計)による2025年成長率予測(11.2%)とは大きく対照をなしています。詳細はこちらに記載されています。
「今後については、WSTSは2025年の半導体市場全体で11.2%の成長を予測しており、これによりグローバル市場規模は6,970億ドルに達すると見込まれています。この成長は主にロジック分野とメモリ分野によって牽引され、両分野合わせて市場規模は4,000億ドルを超えると予想されています。具体的には、ロジック分野が前年比17%以上、メモリ分野が13%の成長を見込んでいます。他の半導体分野も一桁台ながら堅実な成長が見込まれており、業界全体としては着実な拡大が続く見通しです。」
なお、WSTSの最新春季予測はまもなく発表される予定です。現在の貿易・関税情勢を踏まえ、今年の成長率予測が上方修正されるかどうか注目されます。
TSMC(TSM)は先週、2025年4月の売上高が3,495億7,000万台湾ドルに達し、前月比で22.2%増、前年同月比で48.1%増となった
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