AIセキュリティデータ投資とセキュリティ Pt.1(エンドポイント&ネットワーク編)


サイバーセキュリティにおけるAIの投資テーマとは何か?これは、公開市場とプライベート市場、両方の投資家にとって差し迫った問題です。公開市場では、コロナ後のテクノロジー株のリターンは主にAIによって牽引されてきました。一方で、従来のSaaS(Software as a Service)モデルは、企業の予算制約や、AIによる生産性向上で人員ベースの価格設定が不利になる(=少ない人数で業務がこなせるため、ライセンス数が減る)中で勢いを失いつつあります。
ベンチャーキャピタル(VC)にとって、状況はさらに深刻です。投資のトレンドが企業のビジネス上の優先順位を反映するため、VCはAIに全力で注力しており、あらゆる投資提案(ピッチ)にAIの視点を取り入れるよう要求しています。しかし、このAIの大きな物語(ナラティブ)にサイバーセキュリティはどこに当てはまるのでしょうか?
AIで強化されたサイバーセキュリティに高い確信を持って賭けることは困難です。なぜなら、その基盤となるAIスタック(AIを構成する技術群、例えばハードウェア、モデル、開発環境など)がまだ標準化されておらず、常に変動しているからです。対照的に、他のAI分野にはより明確なリーダーが存在します。
AIチップ: 西洋市場ではNVIDIA (NVDA) が支配的で、その他にBroadcom (AVGO) のカスタムASIC(特定用途向け集積回路)や、Alchip Technologies、Marvell (MRVL) といった小規模なプレイヤーがいます。
ベクトルデータベース: Pineconeが圧倒的なリードを保っています。
基盤モデル: 西洋ではOpenAIがリードし続け、Anthropicがコーディング分野でニッチを確立し、xAIは真実を追求するAIに焦点を当て、Metaは最近のアップデートで巻き返す可能性があります。
しかし、特定のAI技術レイヤーを保護することに特化した、高成長のセキュリティ製品エコシステムを支えるために必要な1,000億ドル規模に達したAIレイヤーはまだ一つもありません。より小規模では、TAM(Total Addressable Market:獲得可能な最大市場規模)が、突出したサイバーセキュリティ・スタートアップを生み出すには単純に不十分なのです。
投資家は時期尚早に参
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