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08/07/2025

データと逆行する株高の謎解き。FRBの利下げを後押しする意外な追い風とは

データと逆行する株高の謎解き。FRBの利下げを後押しする意外な追い風とは
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ローレンス・ フラーローレンス・ フラー
記事要約
  • 市場と経済のすれ違い
    経済指標が悪化する中でも、米国株は上昇を続けています。市場は、私たちがまだ気づいていないポジティブな何かを織り込んでいるのかもしれません。
  • 隠された好材料
    筆者が注目するのは「住居費」の下落です。これはインフレの主要因であり、このコストが下がれば、関税による物価高を相殺できる可能性があります。
  • 指標のタイムラグ
    住宅価格や新規賃料はすでに下落傾向ですが、古い契約が含まれる統計(CPI)にはまだ反映されていません。このタイムラグが現状を複雑にしています。
  • 新たな追い風への期待
    住居費の下落がインフレを抑制すれば、FRB(米連邦準備制度理事会)は利下げに踏み切りやすくなります。これが実現すれば、強気相場にとって新たな追い風となるでしょう。
この記事は約 4 分で読むことができます。(記事文字数:約 2,200 文字)

私がまだ織り込んでいない、潜在的な好材料

押し目買い(価格が一時的に下落したタイミングで買う投資戦略)を狙う投資家の勢いはとどまるところを知りません。火曜日に発表された経済データの悪化を受けて一時的に株価は売られましたが、それすらも株式を買い増す絶好の機会と見なされました。昨日の市場の上昇は、Appleが関税の影響を緩和するために国内製造業へ1,000億ドルを追加投資すると発表したことを受け、マグニフィセント・セブン(巨大ハイテク企業群の通称)のような特定の銘柄に集中していましたが、上昇の勢いは依然として強力です。

市場が経済データと逆の方向に動いているとき、その声に耳を傾けることは常に重要だと私は考えています。なぜなら、それは私たちがまだ考慮に入れていないポジティブな展開が起きている可能性を示唆しているからです。

(出典:Finviz)


経済データと逆行する市場

ここ数ヶ月、私は高頻度経済データ(週次や月次など、発表頻度の高い経済指標)に見られる変化率の悪化について詳述してきました。しかし、だからといってポジティブな兆候を探していないわけではありません。経済の悪化は、私がこの夏にプルバック(一時的な下落)やコレクション(調整局面)を予想する根拠となっています。

しかし、私が注視しているテクニカル指標(株価チャートなどの過去のデータから将来の価格を予測する手法)は、今から6〜12ヶ月後には市場が現在よりも高い水準にあることを依然として示唆しています。そのため、市場がまるで重力に逆らうかのように上昇を続ける背景には、私が見逃している何かがあるように感じています。個人的には、裁判所の判決によって大統領が課した関税がすべて無効になることを期待していますが、その可能性は低いでしょう。


インフレの救世主?「住居費」下落の可能性

では、良い兆候を示唆する可能性のあるポジティブな変化率とは何でしょうか。それは、住居費が意味のある形で下落し始めていることです。これは、財(モノ)の価格に対する上昇圧力をいくらか緩和するはずです。もしかすると、市場コンセンサスが予想するように、全体のインフレ率は上昇しないのかもしれません。

(出典:Bloomberg)

6月のCPI(消費者物価指数)レポートでは、年間上昇率は2.7%に達し、その主な要因は住居費でした。住居費指数は月間で0.2%上昇し、内訳を見ると持ち家の

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