ポストZscalerの最右翼、Netskopeが変えるセキュリティの常識と投資機会(pt.1)


Netskopeは、エンタープライズセキュリティとSASEにおける構造的な転換点の中心に位置しています。企業環境は、マルチクラウドとオンプレミスの混在、リモートワーク、管理・非管理デバイスの混在、数百に及ぶSaaSやプライベートアプリ、多様化するデータ形式などにより、かつてないほど複雑化しています。さらに、生成AIが新たな「グレーゾーン」のやり取り(プロンプト入力、応答、ファイルアップロード、そして将来的にはツール間でアクションを実行するエージェント型ワークフロー)を生み出しています。このような世界では、セキュリティを二元論的な「許可/ブロック」に落とし込むことはできません。そうすれば生産性が著しく低下するか、ユーザーが抜け道を探すことになるからです。勝利を収めるモデルは、ますます「コンテキスト重視のセキュリティ」へと移行しています。つまり、誰が、どのアプリのどのインスタンスで、どのデバイスから、どのデータを使って何をしているのか、そしてそのやり取りが正常かリスクがあるかをリアルタイムで理解する能力です。
Convequityの核心的な見解は、Netskopeを未公開企業として最初にカバーした時期にまで遡ります。それは、同社のCASBとしての伝統とDLPへのこだわりは、ネットワークセキュリティの既存企業が支配するSASEの世界において「脇役」ではなく、SASEがデータ中心かつトランザクションレベルの制御へと進化するにつれて価値を増す「複利的な優位性」であるというものです。SASEの初期段階では、多くの投資家や実務家が、インラインのネットワーク層が決戦の場となり、CASBは補助的なモジュールになると暗黙のうちに想定していました。我々の見方はその逆でした。SaaSの無秩序な拡大(SaaSスプロール)、シャドーIT、AI主導のデータ移動によって通常のセッションが高リスクなデータ取引へと変わるにつれ、CASBレベルのSaaS理解と深いデータ分類能力こそが、生産性を損なわずにきめ細かなポリシーを提供できるかを決定づける要因になると考えました。その予測は現実のものとなりました。SASE市場が成熟するにつれ、Netskopeのアプリとデータの意味論的理解(セマンティクス)はSSE(Security Service Edge)における真の差別化要因となり、広範な
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