AIではない3銘柄に投資した理由:暗号資産・量子・新興国金融株に共通する「ドル安」というテーマ

■共通テーマは「ドル安」
暗号資産インフラのサークル、量子コンピューティングのインフレクション、新興国金融のNUホールディングスの3銘柄はいずれも、ドル安が進むほど有利になる構造を持っています。
■サークルは規制上の堀とエージェント決済への布石を評価
OCCの連邦銀行チャーター取得と、エージェント間決済の99.3%がUSDC決済という実績を保有理由に挙げています。
■インフレクションは量子コンピューティングではなく政府調達を評価
大統領令による調達チャネルの整備とセンシング事業の売上を評価する一方、保有銘柄の中で最も投機的と位置づけています。
■NUホールディングスはドル安の恩恵を最も直接受ける銘柄
メキシコ展開の初期段階と、自己資本利益率33%という収益性を背景に、10年単位の複利成長銘柄として保有しています。
AIというトレード自体は間違っていません。私は年間を通じてインフラ銘柄をロングし続けていますし、ネオクラウドについては正気とは思えないほどの文章量を書いてきました。問題は、AIというテーマが「分散されている」という言葉の定義そのものを飲み込んでしまったことです。
そこで、私がずっと考えていた問いはシンプルです。AIではない銘柄で、保有していて面白いものは何かないか。
たどり着いたのは3銘柄で、その共通項はドルです。
1つ目は暗号資産インフラで、ビジネスモデルは準備金に対するスプレッドであり、成長のドライバーは18カ月前には誰も話題にしていなかった決済レールにあります。これは暗号資産の物語を装った金利の物語であり、多くの人がそのどちらか一方しか理解していないために、価格が歪んでいます。
2つ目は量子コンピューティングです。公開市場に残された、本当の意味でオプション価値のプロファイルを持つ唯一のテクノロジーテーマだと考えています。投資可能なユニバース全体が、大手ハイパースケーラー1社の四半期設備投資額よりも小さいセクターであり、連邦政府の資金がようやく動き始めたところです。最初に正直に言っておきますが、これは私が保有する中で最も投機的な銘柄でもあります。
3つ目は新興国の金融株です。指数ではなく、個別の銀行そのものです。自己資本利益率30%超で複利成長を続けながら、信用普及率が先進国のごく一部にとどまる市場で事業を展開し、ドル安がそのまま報告利益への直接的かつ機械的な追い風になる銘柄です。
これらのポジションはすべて、ドルが崩れれば崩れるほど良くなります。そして、それこそがベッセント財務長官が進めていることなのです。
私はこれら3つのテーマを体現する、具体的な3銘柄を保有しています。以下では、それぞれの銘柄が何なのか、先週の決算を踏まえた実際の数字がどうなっているのか、そしてより重要な点として、それぞれのポジションが機能するために何が真実である必要があるのか、逆に何が起きれば私が売却するのかを、具体的にお伝えします。
ドル安が3銘柄に共通する追い風
ドル安とは
【補足】ドル安が3銘柄に効く理由
- ドル安の基本: 米ドルが他の主要通貨に対して価値を下げることです。財務省や中央銀行が緩和的な政策を志向すると、ドルは下落しやすくなります。
- サークルの場合: 直接連動す
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