03/11/2025

スイングトレード向きの銘柄の探し方とは?景気後退に強い注目の米国株を徹底解説!

a hand holding two black cards with the words buy and sell written on themジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
  • 本稿では、「スイングトレード向きの銘柄の探し方とは?」という疑問に答えるべく、私が実践している手法を詳しく解説していきます。
  • 市場の下落が続く中、優良企業を適正価格で購入する機会が生まれているように見えます。そして、投資には現金、忍耐、企業を見極める力が重要です。
  • そして、本稿では、S&P500やナスダック、ビットコインの動向を分析し、200週EMA付近で注目される銘柄を紹介しています。特に、景気後退に強い銘柄に着目しています。
  • 加えて、スイングポートフォリオの現状を報告し、投資のタイミングを慎重に見極める姿勢の重要性を解説しています。また、最新の市場分析や銘柄情報は、インベストリンゴのプラットフォームで確認できます。

はじめに

マーケットは引き続き売られており、投資家の間では正当な懸念が広がっています。

しかし、これは優れた企業を適正な価格で購入する絶好の機会を生み出しているようにも見えます。

米国の著名投資家である「チャーリー・マンガー氏」の言葉を借りるならば、

「もしあなたが常に200週移動平均線で高品質な株を買うことに徹すれば、長期的にS&P500を大きく上回るリターンを得ることができるでしょう。」

そして、これを実践するためには、以下の3つが必要であると考えています。

✅ 現金

✅ 忍耐

✅ 優良企業を見極める力

先週、相場の勢いが変わる中で私は現金比率を引き上げました。そして今、その知恵を活かす準備を進めています。

本稿では、以下の点について解説していきます。

✅ S&P500、ナスダック、ビットコインの見通し

✅ 200週EMAをわずかに上回る水準で取引されている注目銘柄

✅ スイングポートフォリオに追加を検討している注目の2銘柄

では、早速始めましょう!


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また、ジェームズ・ フォード氏はマクロ経済、並びに、注目のテクノロジー銘柄に関するレポートを毎週複数執筆しており、プロフィール上にてフォローしていただくと、最新のレポートがリリースされる度にリアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。

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米国株式市場の最新動向

先週から状況は変わらず、今週の月曜日には売りがさらに加速しました。

S&P 500

(出所:TrendSpider

本稿では200週EMA(指数平滑移動平均線)について取り上げるため、週足チャートを確認していきます。

S&P 500(SPX)の200週EMAは4,600ポイント付近に位置しており、そこまで下落すれば本格的な弱気相場となります。

そして、もしこの水準に達すれば、押し目買いのチャンスであると考えています。しかし、果たしてそこまで下がるのでしょうか?

個人的には、FRB(米連邦準備制度理事会)が介入し、そこまで悪化する前に市場を支える動きを取るのではないかと考えています。そして、買いゾーンは長方形で示しています。

まず5,300ポイント付近のフィボナッチの第一の重要水準で、少しずつ買い始めることを検討しています。もし単なる調整であれば、すぐにこの水準まで反発する可能性が高いと見ています。

ナスダック100(NDX)

(出所:TrendSpider

ナスダック100はすでに50週EMAを下抜けしており、38.2%のフィボナッチリトレースメント水準に向かって急速に接近しています。そして、このあたりが最初の買い場として考えています。

また、RSI(相対力指数)が売られ過ぎの水準に近づいている点にも注目してください。今週中に少なくともテクニカル的な反発は期待できると見ています。

ビットコイン(BTCUSD)

(出所:TrendSpider

ビットコイン(BTCUSD)は株式ではありませんが、一応確認しておきましょう。

200週EMAは48,000ドル付近に位置していますが、実際には強調したエリア内での反発の可能性が高いと考えています。

最終的に、今回の下落で200週EMAまで達する可能性はそれほど高くないかもしれません。しかし、投資家としては常に準備をしておくことが重要であると考えています。つまり、「このようなシナリオに耐えられるのか?」、「この水準で買う準備はできているのか?」という点に関してです。

200週EMA付近での注目の米国株

ここからは、現在200週EMAをわずかに上回る位置にある私が注目する銘柄について見ていきます。

TrendSpiderを活用し、200週EMAの+5%以内に位置する銘柄をスクリーニングするスキャナーを作成しました。

完全なリストはこちらで確認できます

その中でも特に注目している3つの銘柄を紹介します。

興味深い点として、これらの銘柄の多くは、いわゆる「高騰銘柄」ではありません。その理由は、こうした銘柄はまだ200週EMAまで下がっていないためです。

代わりに、最近売り込まれたものの、直近の1週間でパフォーマンスが向上している銘柄が多く含まれています。さらに言えば、ある程度景気後退にも強いと考えています。

ネクステラ・エナジー(NEE)

(出所:TrendSpider

一時的に市場の人気を失った公益事業株ですが、公益セクター自体は好調です。

現在、ネクステラ・エナジーNEE)は200週EMAを上回っており、MACDも強気のクロスオーバーが発生しそうな状況です。

ユナイテッド・ヘルス・グループ(UNH)

(出所:TrendSpider

ユナイテッド・ヘルス・グループ(UNH)は、200週EMAでしっかり反発しました。

このヘルスケア企業は今後も安定して存続すると考えられますし、今後数週間の市場環境を考えると、ディフェンシブ銘柄として有望だと見ています。

アメリカン・タワー(AMT)

(出所:TrendSpider

アメリカン・タワー(AMT)はグローバルREIT(不動産投資信託)であり、米国市場とは異なる動きをするため分散投資の一環としても魅力的であると考えています。

さらに、予想よりも早く金利が低下すれば、大きく恩恵を受ける可能性があると見ています。

現在、200週EMAを突破したばかりで、強気のMACDクロスオーバーも確認されています。

スイングポートフォリオの最新状況

ここでは、私の運用するポートフォリオの1つである「スイングポートフォリオ」の最新状況を更新します。

💡 スイングポートフォリオの詳細

前回のレポートをリリースした際には2つの注文を追加しましたが、今回はさらに2つの注文を追加しました。詳細はエクセルで確認できます。以下、新たなトレードについて解説していきます。

(出所:筆者作成

スポティファイ・テクノロジ-(SPOT)

(出所:TrendSpider

個人的に、この銘柄の上昇を見逃したことが最も悔しい企業の一つです。

スポティファイ・テクノロジ-(SPOT)は音楽ストリーミング市場をほぼ独占しており、極めて強い収益力を持っています。

今後、さらに詳細な分析を行い、「YOLOポートフォリオ」にも追加するか検討する予定です。

💡 YOLOポートフォリオの詳細

そして、今回は320ドルで買い注文を設定しました。この価格は200週EMAより約15%上の水準ですが、現在の株価とはまだ大きな乖離があります。

しかし、本日市場全体が3%下落しており、意外と早く到達する可能性もあるため慎重に見守っています。

ネットフリックス(NFLX)

(出所:TrendSpider

ネットフリックス(NFLX)もスポティファイ・テクノロジ-と同じく、極めて優れた企業です。

最近のテクノロジー銘柄の熱狂的な上昇により過大評価されている側面もありますが、長期的に見れば確固たる地位を維持し続ける企業であると考えています。

そして、620ドルで買い注文を設定しました。この価格は200週EMAをわずかに上回る水準であり、出来高がサポートを形成し始めたタイミングでもあります。

まとめ

現在、私のスイングポートフォリオは63%がキャッシュポジションとなっています。

これは、一部のポジションを売却したことに加え、いくつかの銘柄がストップロスに到達したためです。

(出所:Snowball Analytics

今後、資金を投入するタイミングは必ず訪れると見ており、今は焦らず忍耐強く待つことが重要であると考えています。


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1️⃣ YOLOポートフォリオの詳細

・  YOLOポートフォリオとは?

2️⃣ EOW(エンド・オブ・ザ・ワールド)ポートフォリオの詳細

・  EOW(エンド・オブ・ザ・ワールド)ポートフォリオとは?

3️⃣ スイングポートフォリオの詳細

4️⃣ マクロETFポートフォリオの詳細

YOLOポートフォリオの最新動向

EOWポートフォリオ

スイング・ポートフォリオの最新動向

マクロETFポートフォリオの最新動向


アナリスト紹介:ジェームズ・ フォード

📍米国マクロ経済&テクノロジー担当

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