【半導体:Part 5】PC&ロジック市場、ファウンドリ&成熟プロセス、光学分野、IoT・電力・通信関連半導体市場の今後の見通しを徹底解説!
- 本編は、注目の半導体セクターの2024年度の振り返りと今後の見通しに関する詳細な長編レポートであり、6の章で構成されています。
- 本稿Part 5では、PCとロジック市場、ファウンドリと成熟プロセス、光学分野、そして、IoT、電力、通信関連半導体市場の現状と今後の見通しを詳しく解説していきます。
- PCとロジック市場について:2025年度以降、AMDとインテルはそれぞれの課題に直面し、特にAMDは市場シェア拡大の壁に突き当たる一方、インテルは一時的な株価上昇が見込まれるものの、長期的な成長ストーリーに乏しい厳しい状況にあります。
- ファウンドリと光学分野の見通し:半導体市場全体で在庫過剰が深刻化する中、光学分野が成長の牽引役として注目されています。一部企業はこの恩恵を受けるものの、業界全体への波及は限定的です。
- その他注目分野:IoT、電力、通信関連分野では、特定の企業(シリコン・ラボラトリーズやモノリシック・パワー・システムズなど)が戦略的な成長を示しており、競争激化の中でも注目すべき領域とされています。
※「【半導体:Part 4】半導体製造装置とは?2025年以降の半導体製造装置市場の今後の見通しを徹底解説!」の続き
前章では、「半導体製造装置とは?」という基礎的内容から、2025年以降の半導体製造装置市場の今後の見通しに関して詳しく解説しております。
本稿の内容への理解をより深めるために、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上にて、前章も併せてご覧ください。


PCとロジック市場の2025年度以降の見通しとは?
ここではインテル(INTC)だけでなくAMD(AMD)についても触れます。ただ、今年はPC生産にとって厳しい一年だったと言えるでしょう。話を簡単にするために、AMDとインテルを同じ「カテゴリ」にまとめていますが、ここでそのカテゴリについて詳しくは触れない予定です。今年はAMDに対して弱気な姿勢を取っていましたが、それが正しかったと確信しています。SemiAnalysisが最近リサCEOと話をしたようですが、私にはこの製品ロードマップに未来があるとは思えません。AMDは、片側にエヌビディア(NVDA)という「岩」、もう片側にカスタムシリコンという「壁」に挟まれており、どちらもAMDより速いペースで革新を進めている状況です。
AMDに関しては、下記のレポートにて詳細に解説しておりますので、同社への理解を一層深めるために併せてご覧いただければと思います。


そして、私はこの状況が変わることはないと思います。AMDは今後もCPU市場で圧倒的な存在感を示し続けるでしょうが、市場シェアが50%を超えると、それ以上拡大するのは構造的に難しくなります。AMD自体は「問題なし」といったところです。ただ、MI300に対する予測は依然として過剰な期待が込められており、一方で株価のマルチプルは下がっています。まだ割高ではありますが、2025年予想利益に基づいて約23倍の水準であれば、大きな損失を被ることはないでしょう。ただし、これで市場を大きく上回るパフォーマンスが得られるとも思いません。
次にインテルについてです。個人的に過去最高の分析レポートを書いたと思うのですが、その中で付録として掲載したSOTP(部門別価値評価)は今でも妥当だと考えています。近いうちに同社ではいくつかの売却案件が出てくる可能性があると見ており、その際、SOTPによる評価が市場に認識されることで、株価が急上昇する「波」
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