09/22/2024
やや強気
Tロウ・プライス・グループ
やや強気
Tロウ・プライス・グループ(TROW)の現在の株価は108.28ドルで、弊社算出の一株当たり本質的価値である120.5ドルよりも低い水準にあり、10.14%の安全余裕率(マージン)があることから、同社の現在の株価は割安である可能性を示しています。

Tロウ・プライス・グループ(TROW)の将来性:予想配当利回り4.6%の注目の米国高配当株の今後の株価見通しに迫る!

a couple of street signs on a metal poleイアニス・ ゾルンパノスイアニス・ ゾルンパノス
記事要約
  • 本稿では、Tロウ・プライス・グループ(TROW:予想配当利回り4.61%・配当性向58%・1株当たり配当金1.24ドル)の最新の2024年度第2四半期決算発表と配当推移に関するトレンド、さらに、同社の財務パフォーマンスを詳細に分析していきます。 
  • そして、それらの分析を通じて、同社の目標株価、並びに、今後の株価見通しと将来性を詳細に解説していきます。
  • Tロウ・プライス・グループは米国を代表する資産運用会社であり、予想配当利回り4.61%の配当株として魅力が高い一方、自社株買いにも積極的であり、株主還元を重視するインカム投資家には魅力的な投資対象となっています。 
  • しかしながら、2024年第2四半期のEPSは前年同期比で増加したが、前四半期比では減少し、売上高も減少するなど、市場環境の影響を受けています。 
  • ただし、長期的には成長が続いており、さらに、ROICがWACCを継続して上回っていることからも、経済的価値を創出し続けていますが、足元のインサイダーの売却動向には注意が必要と言えるでしょう。
この記事は約 24 分で読むことができます。(記事文字数:約 11,800 文字)

Tロウ・プライス・グループ(TROW)の概要


レーティング:やや強気

バリュエーション:やや割安

リスクレベル:低リスク


セクター:資産運用

現在の株価:108ドル

時価総額:241億ドル

弊社算出の一株当たり本質的価値:120.5ドル

安全余裕率(マージン):10.14%

過去5年間の配当成長率:13.20%

前回配当落ち日:2024年9月13日

次回配当支払い日:2024年9月27日

予想配当利回り:4.61%

過去5年間の売上高成長率:6.50%

過去10年間の売上高成長率:9.30%


関連用語

安全マージン(Margin of Safety):株式の内在価値(本来の価値)とその市場価格との間にある差のこと。投資家はこの差を利用して、予想が外れた場合や市場の変動によるリスクを軽減するための「安全な余裕(マージン)」を確保する。例えば、内在価値が100円の株が市場で80円で取引されている場合、その20円の差が安全マージンとなる。この差が大きいほど、投資のリスクが低くなるとされている。

売上高成長率:企業の売上高が前年と比べてどれだけ増加したかを示す割合で、企業の成長スピードや市場での競争力を評価するための指標。一般的にプラス成長が望ましく、高いほど企業の成長力が強いと言える。


足元の株価推移

(出所:筆者作成)

Tロウ・プライス・グループ(TROW予想配当利回り4.61%・配当性向58%・1株当たり配当金1.24ドル)は、個人および機関投資家向けに資産運用サービスを提供している米国拠点の資産運用会社です。

2024年7月時点で運用資産は約1兆5,870億ドルに達し、株式(51%)、バランス型(34%)、債券およびマネーマーケット(12%)、オルタナティブ投資(3%)と多様な投資商品を提供しています。

同社は主に米国内で活動しており、運用資産の約9%が海外からのものとなっています。

また、同社の特徴は、運用資産の約3分の2が退職関連口座に預けられており、安定した顧客基盤を持つ点であり、さらに、退職プランニングや個別アカウントの運用、ディスカウントブローカーや信託サービスも提供しています。

加えて、同社の財務状況も健全で、配当株としての魅力が高く、予想配当利回りは4.61%と競争力のある水準にある一方で、同社は自社株買いも積極的に行い、株主還元に注力しています。

最近ではさらなる成長のために資産運用関連の戦略的買

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