02/12/2024
やや強気
ペイパル
やや強気
株式投資に関しては、対象銘柄が市場の参加者の間で避けられている、或いは、嫌われている時に買うのが良いと考えており、実際に、足元のペイパルは市場では避けられている銘柄のひとつである。

ペイパル(PYPL)の株価は10年後も堅調?最新決算と強み(競争優位性)分析を通じて今後の株価見通しに迫る!

a white square with a blue p on itジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
記事要約
  • 本稿では、注目の米国フィンテック銘柄であるペイパル(PYPL)の「株価は10年後も堅調か?」という疑問に答えるべく、最新の2023年第4四半期決算と強み(競争優位性)分析を通じて、同社の今後の株価見通しと将来性を詳しく解説していきます。
  • ペイパルは最近の決算発表後に株価が下落したが、足元の低いバリュエーションからも魅力的に映り、成長と収益性のさらなる向上を期待しています。
  • 同社はコスト削減と効率化に取り組み、新製品を導入するなど、経営の改善を図っており、海外事業も堅調に推移しています。
  • 割安なバリュエーションと株価回復のポテンシャルから、現状の低迷は一時的とされ、将来的な株価上昇を予想しています。
この記事は約 7 分で読むことができます。(記事文字数:約 3,400 文字)

なぜペイパル(PYPL)?

今年も決算シーズンが終わり、勝ち組と負け組が生まれた。

本稿では、今後最大の勝者となる可能性がある企業のひとつ、ペイパル(PYPL)を取り上げる。

同社は決算後に10%以上下落したため、皮肉に聞こえるかもしれないが、これこそが私が強気を強調する理由のひとつでもある。

また、同社は実に魅力的なバリュエーションを提供しているだけでなく、トレードのための素晴らしいセットアップも備えている。

加えて、同社には長い成長と収益性の実績があるが、残念ながら、足元は市場からは好まれていないように見える。

そして、この流れは、かつては好まれていなかったが、その後素晴らしい転換を遂げた別のテクノロジー企業を思い出させる。

(出典:TradingView

メタ(META)が100ドル以下で取引されていた頃を覚えているだろうか?

それから2年足らずで、なんと360%のリターンを記録している。

実際に、これはテクノロジー業界の強気相場の裏返しであり、同社はコスト削減策の導入に成功したのである。

そしてそれこそが、私がペイパルに期待していることである。

具体的には、成長に拍車をかける新鮮なビジョンで、会社をスリム化し収益性を次のレベルに引き上げ、より投資家に優しい経営形態にすることである。

ペイパル(PYPL)の第4四半期決算に関して

ペイパルは売上高とEPSの両方で市場予想を上回る着地となった。

売上高は前年同期比9%増、Non-GAAPベースのEPSは前年同期比19%増の1.48ドルであった。

そして、投資家にとって最大の問題は、アクティブアカウントの減少だろう。

(出典:ペイパルの決算説明資料)

2023年にペイパルを利用する人は2022年より2%減少している。

しかし、一方で、アクティブ・アカウントあたりのトランザクション(TPA)は14%増加している。

(出典:ペイパルの決算説明資料)

また、決済総額(Total payment volume)は前年同期比12%増で、為替中立ベースでは悪くない水準であり、営業利益率も若干改善している。

(出典:ペイパルの決算説明資料)

実際には、OpEx(事業運営費)レバレッジの増加により、同社は23.3%の営業利益率を達成することとなった。

しかし、注目すべきは、取引利益率(Transaction Margin)がこの

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