前回のジェボンズの逆説に関するレポートでは、私の懸念を率直に述べました。私が主に気にしているのは、価格が市場のセンチメントにどのような影響を与えるかです。詳細は下記のレポートをご覧ください。


そこで、GPUを世界で最も多く購入している2社、マイクロソフト(MSFT)とメタ・プラットフォームズ(META)の最新の決算分析、特に、決算説明会におけるやり取りの詳細な分析を通じて、米国株式市場の温度感を確認していきたいと思います。
まず、多くの人が、サティア(Satya Nadella)CEOをAI関連の設備投資(CapEx)において最も慎重な人物と見ていました。彼はマイクロソフトとOpenAIの投資方針を見直し、大規模な「Stargate Project」発表にも不在でした。しかし、だからといってサティア氏が支出を抑えているというわけではありません。
マイクロソフトのコメントや設備投資の動向、そしてAI競争における立ち位置を確認しましょう。
DeepSeekに関する質問を受けた際、マイクロソフトは「現在のコスト削減の流れに沿ったものだ」とコメントしました。下記は、決算説明会におけるやり取りの一部です。
「常にコスト曲線を下げつつ、その上に新たなポイントを積み重ねることが重要です。ムーアの法則が機能し、それを加速する技術があり、さらにAIスケーリングの法則(事前学習と推論のコンピュート要件の複合効果)があります。これらはすべてソフトウェアに関するものです。私の発言を思い出していただきたいのですが、私たちはこれまでにも観察してきたように、推論に関してソフトウェア最適化だけで10倍の改善が得られています。これが現在の状況です。」
つまり、DeepSeekには確かな技術革新があるということです。
「加えて、DeepSeekにはいくつかの革新的な技術があります。これはOpenAIが2001年に発見したものにも一部似ています。こうした技術はすぐに一般化され、広く利用されることになります。そして、このようなソフトウェア技術革新の最大の恩恵を受けるのは、最終的には顧客です。クライアント・サーバーからクラウドへの移行の際に学んだ最大の教訓は何だったでしょうか?それは、より多くの人がサ
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