06/25/2026

やや弱気
アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)
やや弱気
年初来+150%だがテクニカルに弱気ダイバージェンス出現、一部利確済み
5年でS&P 500に148%の差をつけたポートフォリオ全公開 Pt.1

Main Imageジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
記事要約

    ■NASDAQをアウトパフォーム
    AMD +137%、NBIS +122%、INFQ +67%と強力な四半期。ポートフォリオの約23%はキャッシュで余力を温存している

    ■NBIS がポートフォリオの中核
    AI特化クラウドで売上6.8倍成長、Nasdaq-100に採用。年初来+175%の上昇で最大のウェイトを維持

    ■AMD は一部利確済み
    テクニカルに弱気ダイバージェンスが出現。年初来+150%の好成績だがリセットが必要な可能性も

    ■BTCUSD・RBRK・HOODに強気
    マクロヘッジとしてのBTC、サイバーセキュリティのRBRK、金融プラットフォーム転換のHOODに注目

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YOLOポートフォリオのパフォーマンス

YOLOポートフォリオは直近の四半期でNASDAQをアウトパフォームし、運用開始以来、主要指数を大きく上回るリターンを維持している。

これは偶然ではない。

- AMD年初来+150%に達する前からポジションを保有していた

- NBIS年間+500%のリターンを享受した

- ワシントンが国家産業政策の重点分野に指定する前から量子コンピューティングに投資していた


キャッシュポジションの意図

好調な成績の後でも、ポートフォリオの約4分の1はキャッシュで保持している。これは意図的な判断だ。AI関連のバリュエーションは慎重にならざるを得ない水準に達しており、混雑したトレードの「最後の10%」を追いかけるよりも、余力を温存しておく方が賢明と考えている。市場の混乱が訪れた時——そしてそれは必ず来る——買う側でいたいのだ。

以下は、全ポジションの詳細レビューである。


概要

この四半期は非常に好調だった。S&P 500に対して3カ月で20ポイント以上、年初来でも11ポイントのアウトパフォーマンスを達成。個別銘柄ではAMD+137%NBIS+122%、INFQが+67%と、主力ポジションが軒並み大きく貢献した。

ポートフォリオの概要

現在、約23%のキャッシュを保持している。AI関連のバリュエーションが過熱気味であり、追随する局面ではないと判断している。ポートフォリオはIT、AIインフラ、量子コンピューティング、クリーンエネルギーに集中している。


NBIS — Nebius Group|21.57%|中立

NBIS チャート

(出典: TrendSpider)

最大の株式ポジションであり、四半期で+122%のリターンを記録したポートフォリオ第2位の貢献銘柄だ。

Nebiusは年初来で約175%上昇。Microsoft やMetaなど主要ハイパースケーラーとの契約を背景に、AI特化型クラウド事業を急拡大している。2026年第1四半期の売上高は3億9,900万ドルで、前年同期比6.8倍の成長。AI Cloud事業が総売上の約98%を占めるまでになった。

6月にはCoreWeaveとともにNasdaq-100に採用され、インデックスの組み入れに伴う資金流入が構造的な追い風となっている。

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(07/08/2025)


PLTR — Palantir Technologies|7.90%|中立

PLTR チャート

(出典: TrendSpider)

NBIS以外では最大のウェイトを占めるが、四半期では-19%とポートフォリオの中では期待を下回った。欧州の大型契約を失い、52週安値を更新。年初来では-32%の下落となっている。

2025年後半の急騰で割高だったバリュエーションが、センチメントの巻き戻しを受けて大きく調整した。しかし、投資の根幹にある見立ては変わっていない。


米陸軍NGC2と商業AIの成長

Palantirは米陸軍の次世代指揮統制(NGC2)のデータレイヤーで中核的役割を確保しており、商業AIプラットフォームも成長を続けている。Zeta Globalとの戦略的パートナーシップにより、エンタープライズAIインフラの構築で商業パイプラインを拡大中だ。

現在の株価水準では中立の見方。200週EMAで下値サポートを確認できれば、より強気に転じる可能性がある。


AMD — Advanced Micro Devices|5.55%|やや弱気

AMD チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+137%のリターンを記録し、ポートフォリオ最高のパフォーマーとなった。

AMDは年初来で+150%を達成。第2四半期の売上ガイダンスは約112億ドルで、市場を驚かせた。CEOのリサ・スー氏は、サーバーCPU市場が年率35%以上で成長し、2030年までに1,200億ドル超に達すると見込んでいる。この成長はトレーニングからインファレンスへの移行と、エージェンティックAIの台頭が牽引している。


テクニカル面で注意信号

AMDはデータセンター向けワークロードでNvidiaからシェアを奪い、主要ハイパースケーラーからの大型コミットメントも獲得している。しかし、株価は極めて急速に上昇しており、直近1カ月で一部利確を実施した。テクニカル的に非常に弱気なダイバージェンスが出ており、さらなる上昇の前にリセットが必要かもしれない。

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BTCUSD — ビットコイン|4.46%|強気

BTCUSD チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で約-12%の下落。ビットコインは短期トレードではなく、長期的な通貨切り下げヘッジとして保有している。

この見方に変わりはなく、むしろ財政赤字の拡大やAI関連の設備投資が債務で賄われているマクロ環境は、ビットコインの存在意義を一層強めている。10万ドルへの反発が十分期待できる水準と見ている。


RBRK — Rubrik|3.97%|強気

RBRK チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+45%の上昇を記録し、最も安定した値動きで貢献した銘柄の一つとなった。

Rubrikは約69ドルで取引されており、52週高値の99.75ドルからは大きく調整した。サイバーセキュリティとデータレジリエンスに特化しており、エンタープライズAI導入の恩恵を直接受ける。AIワークロードが増えるほど、バックアップ・リカバリインフラの重要性が増すからだ。

直近の調整局面にもかかわらず、ファンダメンタルのストーリーは変わっていない。引き続き強気の見方を維持。

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HOOD — Robinhood Markets|2.94%|強気

HOOD チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+31%の上昇。Robinhoodはリテール取引アプリから総合金融サービスプラットフォームへの転換を着実に進めている。


Robinhood Chainの可能性

Robinhood Chainのパブリックテストネットを公開した。これはArbitrum上に構築されたEthereumベースのLayer-2ネットワークで、Tesla、AMD、Palantirなど主要銘柄のストックトークンに対応する。

オンチェーン株式取引への大胆な賭けであり、ステーブルコインやデジタルファイナンスの規制明確化に先駆けた戦略的ポジショニングと言える。コアの証券事業もリテール市場の活況から恩恵を受けており、引き続き強気の姿勢を維持している。


NOW — ServiceNow|2.22%|中立

NOW チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で-5.7%の下落。ServiceNowはエンタープライズソフトウェアの中で、AIの収益化が最も明確な銘柄の一つだ。

AIエージェントが実際に業務を遂行するワークフロー層に位置し、顧客基盤は深く根付いている。直近の軟調さはセクター全体のSaaS銘柄の割安化を反映したもの。長期的な見通しは変わっていない。

> 📝 ジェームズの関連記事: メタ好決算が示唆する新局面:あえて「サービスナウ」を買う理由(02/03/2026)


SE — Sea Limited|2.12%|中立

SE チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+15%の上昇。Shopeeが東南アジアのEコマース市場シェアを拡大し、Garenaも安定化する中で回復基調が続いている。

若い人口構成、拡大する消費者層、先進国に比べてまだ低いデジタル浸透率——こうした構造的な成長余地が魅力だ。中立だが、下落局面ではより強気に転じる可能性がある。


META — Meta Platforms|2.00%|中立

META チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で-4.1%の下落。MetaのAIインフラ投資はハイパースケーラーの中でも最も積極的な部類に入り、広告事業がその資金を十分に生み出し続けている。

短期的な弱さはマクロの慎重姿勢とデジタル広告支出の一部軟化を反映したもの。長期的なAI×広告の成長シナリオは健在だ。


NVDA — NVIDIA Corporation|1.78%|中立

NVDA チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+17%の上昇。NVIDIAは依然としてAIチップ市場の圧倒的な王者だ。数カ月前に注目した押し目が功を奏した形となっている。

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EOSE — Eos Energy Enterprises|1.69%|中立

EOSE チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+22%の上昇。長期蓄電池ストレージ銘柄で、AIの電力需要急増から恩恵を受けるポジションだ。大規模なショートスクイーズ後に決算で失望売りとなったが、その後は回復基調に入っている。

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RYCEY — Rolls-Royce Holdings|1.65%|強気

RYCEY チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+15%の上昇。Rolls-Royceは小型モジュール炉(SMR)と航空宇宙の回復に軸足を移すターンアラウンド銘柄だ。

原子力ルネサンスの流れは想定より早く進展している。SMRプログラムを通じたAI電力需要の取り込みと、複数年にわたる収益回復の余地を考慮すると、下落局面ではより強気になれると見ている。


SOFI — SoFi Technologies|1.54%|強気

SOFI チャート

(出典: TrendSpider)

四半期でほぼ横ばいの+0.82%。SoFiは既存の大手銀行に対して、融資・投資・決済の各分野で市場シェアを着実に拡大するデジタルバンクだ。

派手さはないが着実な進展を見せており、200週EMAでサポートを確認している状況は非常に魅力的なセットアップと言える。


INFQ — Infleqtion|1.42%|強気

INFQ チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+67%と、好パフォーマーの一角を担った。Infleqtionは2026年2月に中性原子量子コンピューティング企業として初のIPOを果たし、急速に注目を集めている。


国家プロジェクトとの連携

NvidiaのGTC 2026でSqaleシステムがNvidiaブースに展示され、NVQLinkとのネイティブ統合を披露した。2026年5月には米国商務省がCHIPS法に基づく1億ドルの資金提供意向書に署名し、Infleqtionは国家産業政策と直結する存在となった。

アーリーステージでハイリスクなポジションだが、連邦政府のお墨付きと量子センシング・コンピューティングの二本柱の収益源を持つ、量子分野で最も有望な銘柄と考えている。押し目には強気の姿勢で臨みたい。


ZETA — Zeta Global|1.39%|中立

ZETA チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で+10%の上昇。AI駆動のマーケティングインフラを運営し、エンタープライズソフトウェア全体のAI追い風から恩恵を受けている。Palantirとの戦略的パートナーシップは、プラットフォームのエンタープライズ・ポジショニングを裏付けるものだ。ホールド。

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ONDS — Ondas Holdings|1.37%|中立

ONDS チャート

(出典: TrendSpider)

四半期で-22%の下落。産業向けAI分野で最も投機的なポジションだ。自律型鉄道・ドローンシステムを手掛けており、ボラティリティは高い。

テレビの著名コメンテーターがミーム株と呼んでいるが、それはノイズであり投資判断の本質とは関係ない。ポジションサイズの判断のため、事業の進捗を注視している。

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