07/24/2024

【今年最大の米国IPO:2024年7月25日上場】リネージュ(LINE)の財務分析と今後の株価見通し・将来性を徹底解説!

people sitting on brown wooden chairs inside buildingドノヴァン・ ジョーンズドノヴァン・ ジョーンズ
記事要約
  • 本稿では、現時点で、2024年度最大のIPO銘柄であるリネージュ(LINE)のIPOに関する詳細、並びに、今後の株価見通しを徹底的に解説していきます。
  • 同社は世界的に冷蔵倉庫を所有する大手企業であり、36億ドルの資金調達を目的としたIPOの条件案を提出し、上場予定日は2024年7月25日となっています。
  • 同社の財務状況を見てみると、売上高、営業利益、調整後FFOが減少しており、設備投資がかさみ、競合のアメリコールド・リアルティ・トラスト(COLD)と比較して割高なバリュエーションとなっています。
  • そのため、私の同社株式に対する見通しは「中立」としています。
この記事は約 10 分で読むことができます。(記事文字数:約 5,200 文字)

リネージュ(LINE)のIPOに関して

米証券取引委員会(SEC)への修正登録届出書によると、リネージュ (LINE)はIPO経由での普通株式の売却を通じて、約36億ドルを調達する条件案を提出しました

同社は世界各地で冷蔵倉庫を買収・運営している大手企業であり、創業以来急成長を遂げ、この種の事業者としては最大手だが、売上高の伸びは停滞しており、調整後FFOは前年比で低下しています。

※調整後FFO(Funds From Operations:営業キャッシュフロー)とは、不動産投資信託(REIT)の業績を評価するための指標の一つ。FFO(Funds From Operations)を元に、さらに資本的支出や維持費用などの要素を調整して算出される。

IPO時の株価は、競合の中小企業であるアメリコールド・リアルティ・トラスト(COLD)の株価よりも割高であるため、同社のIPOに対する私の見通しは「中立」としています。

リネージュ(LINE)の事業内容

ミシガン州ノバイを拠点とするリネージュ(LINE)は、生鮮品のサプライチェーン・サービスを提供する定温倉庫を世界規模で買収、所有、運営するために設立されました。

同社の経営陣は、創業者で共同経営委員長のアダム・フォルステ氏とケビン・マルケッティ氏が率いており、両氏は2008年の創業以来、同社に参画しています。フォルステ氏は、過去にプライベート・エクイティ会社KKRとモルガン・スタンレーで要職を歴任しており、マルケッティ氏は、プライベート・エクイティ・グループのユカイパ・カンパニーズとモルガン・スタンレーに勤務していました。

また、同社の主な事業内容は以下の通りとなっています。

  • 配送センター(Distribution centers)

  • 公共倉庫(Public warehouses)

  • 生産用倉庫(Production advantage warehouses)

  • マネージャー倉庫(Manager warehouses)

2024年3月31日現在、リネージュは、BentallGreenOak、D1 Capital Partners、Oxford Properties、CenterSquare Investment Management、Morgan Stanley Tactical Value、Conversant Capital、OP Trust、Cho

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