フィリップ・モリス(PM)今後の株価見通し:配当金は1.35ドルに増加し、最新決算は好調で株価上昇も割高?
- 本稿では、フィリップ・モリス(PM:予想配当利回り3.99%・配当性向89%・1株当たり配当金1.35ドル)の2024年10月22日に発表された最新の2024年度第3四半期決算と配当推移に関するトレンド、さらに、同社の財務パフォーマンスを詳細に分析していきます。
- そして、それらの分析を通じて、同社の目標株価、並びに、今後の株価見通しと将来性を詳細に解説していきます。
- フィリップ・モリスは、過去5年間で配当成長率が2.80%、予想配当利回りが3.99%と、安定した配当成長実現する米国高配当銘柄です。
- 最新の第3四半期の決算では、EPSが前年同期の1.32ドルから1.97ドルに増加し、業績とコスト管理が強化されていることがわかります。
- 同社のROICは29.84%で、WACCを大きく上回っており、資本効率が高く、長期的な成長が期待されている一方で、足元のバリュエーションはやや割高であるようにも見えます。
フィリップ・モリス(PM)の概要
レーティング:中立
バリュエーション:割高
リスクレベル:中リスク
セクター:タバコ製品
現在の株価:132ドル
時価総額:2,064.8億ドル
弊社算出の一株当たり本質的価値:110.18ドル
安全余裕率(マージン):-20.52%
過去5年間の配当成長率:2.80%
前回配当落ち日:2024年9月26日
前回配当支払い日:2024年10月10日
予想配当利回り:3.99%
過去5年間の売上高成長率:3.40%
過去10年間の売上高成長率:1.60%
関連用語
安全マージン(Margin of Safety):株式の本質的価値(本来の価値)とその市場価格との間にある差のこと。投資家はこの差を利用して、予想が外れた場合や市場の変動によるリスクを軽減するための「安全な余裕(マージン)」を確保する。例えば、本質的価値が100円の株が市場で80円で取引されている場合、その20円の差が安全マージンとなる。この差が大きいほど、投資のリスクが低くなるとされている。
売上高成長率:企業の売上高が前年と比べてどれだけ増加したかを示す割合で、企業の成長スピードや市場での競争力を評価するための指標。一般的にプラス成長が望ましく、高いほど企業の成長力が強いと言える。
足元の株価推移

(出所:筆者作成)
フィリップ・モリス(PM:配当王・予想配当利回り3.99%・配当性向89%・1株当たり配当金1.35ドル)は、タバコ製品およびリスク低減型製品を世界中で展開するグローバル企業で、本社はニューヨークにあります。
同社は、2008年にアルトリアグループの国際事業部門から分社化され、以降、主に米国外でビジネスを展開してきました。
特に、同社は加熱式タバコ「iQOS」や電子タバコ、口腔用ニコチン製品など、従来の喫煙製品に代わるリスク低減型製品に注力しており、世界的に成長を続けています。
また、2022年にスウェーデンマッチを買収したことで、特にニコチンパウチや口腔用タバコ製品における強力な市場地位を確立しました。
この買収により、同社は従来の紙巻タバコからの多角化を進め、成長の機会をさらに広げており、特に北欧や米国における同社の市場シェア拡大に貢献しています。
一方で、同社の財務状況も堅調で、時価総額は約2,064.8億ドルに達しています。
最近の業績では、5年間の売上成長率は3.40%、10年間では1.60%と安
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