AI相場は息切れ、実物資産トレードが復活:12資産のテクニカル分析

■米国株はモメンタムが減速
S&P500・NASDAQ100・MAGSでそろってMACDがマイナスへ転じ、株価は高値圏を保ちつつも新規の指数エクスポージャーには慎重さが必要な局面です。
■ビットコインが200日EMAを回復
78,575まで急伸し2025年11月以来初めて200日EMAを上回り、週足RSIには春以降の強気ダイバージェンスが確認できます。
■韓国株の週足モメンタムが初めて崩れる
200週EMAを91%上回る伸びきった状態から、週足MACDが今回の上昇局面で初めてマイナスに転じました。
■銅・金・銀の実物資産が最強の値動き
銅は上昇三角形を上放れ、金は200日移動平均線を回復、銀は下落全体の0.5戻しという明確な分岐点にあります。
9月相場を控えたセットアップは、主要指数の見出しの数字だけを見るよりもずっと興味深いものになっています。S&P500は高値圏を維持していますが、MACDは下向きに転じています。NASDAQは弱気フラッグに近い形を作りつつあります。マグニフィセント・セブンは、8週間以内に決着する収束のパターンを描いています。一方で、銅・金・銀・ビットコインといった実物資産は、静かに相場全体の中で最も強い値動きを見せており、韓国株の週足モメンタムはこの上昇局面で初めて崩れました。
主要指数が底堅さを保つ一方で、個別のチャートが崩れ始めるというのは、よく見るパターンではありますが、決して安心できるものではありません。以下では、各資産のチャートについて、構造・モメンタム・出来高プロファイル、そしてこのシナリオが崩れる水準を1つずつ確認していきます。
米国株式指数
S&P500(日足)
S&P500(SPY)は7,677.28で引けました。 7,291のフィボナッチ水準への教科書通りのO-A-B-C型の調整を経て、勢いよく戻ってきた形です。8月の上昇は、まさに0.382戻し(7,789.60)で止まり、その後EMA20(7,659)まで押し戻され、現在はその水準をまたいでいます。すぐ下にはEMA50(7,560)と0.236水準(7,599)が接近して並んでおり、この帯がまず最初の試金石になります。
RSIは70台前半から低下し53.94まで下げており、MACDはシグナルを下抜けました(43.6対57.7)。ヒストグラムは-14.0で、株価が持ちこたえている一方でモメンタムは弱まっています。EMA200(7,137)はまだ遠く下にあり、構造的に崩れたところは何もありません。7,790を上抜ければ0.5水準(7,943)と0.618水準(8,097)が視野に入ります。7,560を下回れば、C波の安値である7,291が再び意識される展開になります。

(出典: TrendSpider)
NASDAQ100(日足)
主要指数の中で最も弱いのがNASDAQ100(QQQ)です。8月後半の高値(30,036付近)から、きれいな下降チャネルを形成しており、29,414で引け、直近では29,209付近まで下げています。EMA20は横ばいとなり、支持線ではなくむしろ抵抗線として機能し始めています。下に
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