メドトロニック / MDT / 予想配当利回り3.9% / 強気:ヘルスケア銘柄の株価分析と今後の見通し(後編)
- 減量薬の人気は、医療機器セクターを魅力的な投資機会としている。
- 手術や治療の需要は、減量薬のような一時的な代替方法と共存していくことが想定される。
- 当レポートでは、46年に渡り、配当を増やし続けている医療機器の世界的リーダー、メドトロニック(MDT:予想配当利回り3.9%)について探っていきたい。
※「アボット・ラボラトリーズ / ABT / 予想配当利回り2% / 強気:ヘルスケア銘柄の株価分析と今後の見通し(前編)」の続き
はじめに
先進国では人口の高齢化が進み、医療サービスに対する需要は旺盛である。
これには、あらゆる年齢層の人々の、日常生活に欠かせない医療技術も含まれる。
私達は、景気変動局面であっても、医療技術に対する需要は安定していることを評価している。
その為、この医療分野で支配的な役割を果たしている高配当銘柄を探している。
オゼンピックの人気がもたらした市場における非合理性を考慮すると、iシェアーズ米国医療機器ETF(IHI)が市場全体を大幅に下回る中、医療機器セクターにおいても急激な売りが散見されている。
私達は、長期投資家が、経済的な豊かさを一層高めるために手に入れるべき、お買い得なバリュエーションで取引されている優良な医療機器銘柄を探している。

そこで、今回は、70年以上のイノベーションとリーダーシップの歴史を持つ、米国の医療機器リーダー、メドトロニックについて説明したい。
メドトロニック(MDT:年間予想配当利回り:3.9%)
1957年、メドトロニック(MDT)は世界初の電池式ペースメーカーを発明した。
今日、同社は、心臓リズム管理、脊椎・手術ナビゲーション、糖尿病・神経治療、血管治療、心臓手術など、幅広い健康分野で業界をリードしている。

(出典:バンク・オブ・アメリカ・グローバル・ヘルスケア・カンファレンス2023)
心臓血管部門は、メドトロニックの最大セグメントである。
心臓リズム障害、心不全、血管疾患の診断・治療用製品が含まれる。
主な製品には、ペースメーカー、植え込み型除細動器、ステント、バルーン等がある。
糖尿病部門には 、インスリン・ポンプ、持続的グルコース・モニタリング・システム、血糖測定器等の糖尿病管理用製品が含まれる。
医療外科部門には、 ステープラー、エネルギー機器、医療器具等、様々な外科手術用の製品が含まれる。
また、呼吸器疾患、消化器疾患、腎疾患の治療用製品も含まれる。
神経科学部門には、 脊髄刺激装置、脳深部刺激装置、中枢神経系への薬物送達用ポンプ等の神経疾患治療用製品が含まれる。
2024年第1四半期、同社は以下に示すように、全ての製品カテゴリーで緩やかな成長を報告した。
製品カテゴリー | 前年同期比成長率 |
心臓・大動脈構造 | 10.79% |
外科・内視鏡 | 6 |
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