AIインフラ構築の次フェーズを捉えるポートフォリオ再編(Part 3):AIソフトウェア、ネオクラウド、暗号資産、宇宙インフラ

■Palantirへの確信度引き上げ
パランティア(PLTR)の比率を約2.5%へ拡大。企業データを守る独自技術とガバナンス機能を評価し、AIソフトウェア時代の本命銘柄として位置づけ。
■ネオクラウドにおける非対称性
超割安な将来評価倍率(AI EV/計画売上高 0.18倍)とダッシュボード分析を持つアイレン(IREN)や余剰能力を持つオラクル(ORCL)、高い実行力を誇るコアウィーブ(CRWV)を選好。Quanta Services(PWR)は完全売却。
※本記事は「AIインフラ構築の次フェーズを捉えるポートフォリオ再編(Part 1)」および「AIインフラ構築の次フェーズを捉えるポートフォリオ再編(Part 2)」の続編となります。あわせてご覧いただくことで、ポートフォリオ全体の戦略をより深くご理解いただけます。
1. AIソフトウェアの柱とクリプト・フィンテック再編
Palantir(PLTR):AI時代における最高確信度のソフトウェア主力銘柄
パランティア(PLTR)のポートフォリオ比率を約2.5%へ引き上げ、AIソフトウェア層における最高確信度の本命銘柄として位置づけています。同社に関する核心的な投資テーマは、AIの爆発的普及に伴う実質的な企業データの活用において、パランティアの地位が急激に不可欠なものとなっている点にあります。直近の四半期売上成長率は前年比で70%台後半から80%台前半へと大きく加速しており、過去数ヶ月の株価調整を経ても、同社のファンダメンタルズの堅固さは一切揺らいでいません。
パランティアに対する主なベア派(慎重派)の懸念点として、「同社は独自の基盤モデル(LLM)を所有しておらず、OpenAIやAnthropicといったフロンティアAIラボに依存している」という指摘があります。しかし、まさにこの点において、パランティア独自のオントロジー(企業データの構造化・定義技術)とガバナンスレイヤーが決定的な構造的価値を発揮します。これらは企業におけるトークン消費コストを最適化し、厳格なセキュリティとコンプライアンスを適用することで、大企業や政府機関における「AIスロップ(無秩序で無価値・危険なAIアウトプット)」の発生を防止する防波堤となります。
サティア・ナデラ(Microsoft CEO)が提唱した「逆情報パラドックス(Reverse Information Paradox)」の概念は、今後の企業のデータ戦略において極めて重要です。企業が自社の競争優位の源泉である秘密データを外部のフロンティアモデル提供者に預けると、いずれそのAIモデル提供者自身によってデータを学習・吸収され、自社のビジネスモデルが模倣されるリスク(データ搾取)に直面します。パランティアはこのリスクに対する完璧な解決策を提供します。20年以上にわたって政府機関や防衛・大企業の過酷な現場で培われた複雑なデータノウハウと、自社
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