08/15/2026
やや強気
ネビウス・グループ
やや強気
契約の回収期間が22か月まで短縮し、旧世代GPUの値上げや顧客前払いの拡大などバリーの減価償却懸念への反証が相次いだため保有を継続

Nebius:バリーの空売り発表後、私はむしろ株数を増やしました

Main Imageジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
記事要約

    ■バリーの空売り公表と急伸
    マイケル・バリー氏が8月6日にNBIS・ORCLの空売りを公表すると株価は週間で12%下落しましたが、決算発表を受けて34%急伸し年初来最大の値動きとなりました。

    ■契約回収期間が22か月に短縮
    第2四半期の契約は投資回収まで1年10か月まで短縮し、旧世代GPUの価格も30%超上昇しました。バリー氏の減価償却懸念に対する反証材料です。

    ■残るリスクは耐用年数と開示姿勢
    サーバー耐用年数を4年から5年に延長した点と、建設停止命令に触れなかった経営陣の説明姿勢は、引き続き注視すべき論点だと考えています。

    ■上値目標は410〜480ドル
    200日EMAからの反発とエリオット波動の分析に基づき、フィボナッチ・エクステンションから次の上値目標として410〜480ドルのレンジを見込んでいます。

この記事は約 10 分で読むことができます。(記事文字数:約 4,800 文字)


バリーの空売りは早すぎたのか、それとも正しかったのか

8月6日、マイケル・バリー氏は自身のニュースレター「Cassandra Unchained」で、Nebius(NBIS)を211.77ドルで、Oracle(ORCL)を144.63ドルで空売りしたことを明らかにしました。同氏はこの取引について、樽の中の魚を撃つようなものだと表現しています。

注目すべきは、同氏がプットオプションではなく現物株を空売りした点です。インプライド・ボラティリティが100%を超えており、オプションの価格が割に合わなかったためです。

同氏の論拠自体は単純で、それ自体としては筋が通っています。AIインフラ企業は高額なGPUの減価償却を実態より遅く計上しており、その結果、利益を実態より大きく見せているというものです。同氏はOracleの利益について、2028年までに26〜27%過大計上されている可能性があると試算しています。また、長期のリース債務が売上高を大きく上回っている企業群を、「太って大きく、撃ちやすい魚」だと表現しています。

その後もバリー氏はNVIDIA(NVDA)とPalantir(PLTR)のプットオプションを積み増し、Caterpillar(CAT)の空売りも積み増しました。さらにOracleへの空売りを再び積み増し、現在の局面を2005年、住宅ローン市場が崩れる直前の状況になぞらえています。

マイケル・バリー

この空売り公表は、短期的には効きました。Nebiusは週間で約12%下落。DA Davidsonは8月7日に目標株価を250ドルから175ドルへ引き下げ、Vineland拠点での遅延の可能性を指摘しました。6月にはほぼ300ドルに迫っていた株価は、決算発表を前に190〜193ドル前後まで下げていました。

そして決算が発表されると、株価は34.14%上昇して259.20ドルで引けました。2025年9月以来、最大の1日の値動きです。

私たちは先週のうちに株式を追加で購入していました。


Nebius決算:好調な内容

まず見出しの数字から確認します。いずれも良好な内容です。

  • 調整後EPSはマイナス0.12ドルで、市場予想のマイナス0.67〜0.82ドルのレンジを大きく上回りました
  • ARR(年間経常収益)は3月末時点の19億ドルから56%増加しました
  • グループ調整後EBITDAは前四半期比で

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